Opus 13

刈谷 雅 オートコントル・リサイタル
〜イタリアの風 フランスの薫り〜
2005年1月10日(祝・月)午後3時開演 ¥3,500(自由席)
終了しました。ご来場ありがとうございました。
リュリからラモーまで、フランスのオペラの男性役は、ほとんどがオートコントル−haute-contre−のために書かれました。オートコントルは地声とファルセットとを巧みに用い、テノールとアルトの両方の声域を幅広く歌い、独特の音色を持っています。イタリアとフランスの名曲を通じ、その歌声の魅力をお楽しみ下さい。

◆出演◆
刈谷 雅 Miyabi Kariya オートコントル Haute-Contre
宇田川貞夫 Sadao Udagawa
 ヴィオラ・ダ・ガンバ Viola da gamba
三橋桜子 Sakurako Mitsuhashi
 チェンバロ Cembalo

◆プログラム◆
Giulio Caccini
愛しいアマリッリ
ああ 戻り来よ

Claudio Monteverdi
わたしは野の花
苦しみが甘美なものならば

Antonio Vivaldi
カンタータ「このような見知らぬ小道へ」RV.677

Francois Couperin
優しの紐

Sebastian le Camus
愛よ、残酷な愛よ

Michel Pignolet de Monteclair
カンタータ 第3番「愛の神の勝利」


刈谷 雅 Miyabi Kariya

東京都生まれ。文教大学教育学部特殊教育専修卒業。幼少の頃より歌に親しみ、高校入学後本格的に声楽の勉強を始める。大学のオペラ研究会「Sogno」で、フンパーディンク「ヘンゼルとグレーテル」のタイトルロール(ヘンゼル)、ブリテン「小さな煙突掃除屋さん」のヒュー役などを演じ研鑽を積む。2002年5月、新人音楽家による演奏会「Arco Iris」においてソプラノの玉崎真弓と共演、メンデルスゾーンの二重唱歌曲集を、続けて同年12月、玉崎とのジョイントリサイタルでペルゴレージのスターバト・マーテルを歌う。2003年9月には合唱団「カメラータむさしの」にアルトのソリストとして招かれ、モンテヴェルディを歌い絶賛を博す。声楽を、國土潤一、松浦正晴、宇田川貞夫の各氏に師事。現在は文教大学特殊教育研究室で助手として勤務する傍ら、ソリスト、アンサンブルなど様々な演奏活動を展開している。6声とピアノによるアンサンブル「HIBIKI」にアルトとして所属。


宇田川貞夫 Sadao Udagawa

横浜生れ。ヴィオラ・ダ・ガンバを大橋敏成氏に師事。1974年、ベルギー・ブリュッセル王立音楽院に留学。ヴィオラ・ダ・ガンバをW.クイケン、室内楽をP.ドンブレヒトの両氏に師事。在学中、ヨーロッパ各地でコンサート、テレビ、ラジオ等に出演。1978年同音楽院をディプロマを得て卒業。帰国後は、リサイタルを始め、シリーズ演奏会、音楽祭などを企画するなどし、各地で多彩な演奏活動を展開している。1997年より「札幌古楽の夏音楽祭」を主催し、音楽監督に就任。現在、東京古楽集団主宰、東京モンテヴェルディ合唱団指揮者、セシル・レコード・プロデューサ。


三橋桜子 Sakurako Mitsuhashi

1997年東京芸術大学器楽科チェンバロ専攻卒業。在学中、安田生命クオリティオブライフの音楽奨学生に選ばれる。オランダのユトレヒト音楽院に留学し、1999年にディプロマを取得。チェンバロを鈴木雅明、シーベ・ヘンストラ、ピエール・アンタイ、アリーン・ジルベライシュ、通奏低音を多田逸郎、小島芳子、オルガンを早島万紀子の各氏に師事。1998年ブルージュ国際古楽コンクール、セミファイナリスト。2000年京都青山音楽賞受賞。2001年山梨古楽コンクール3位入賞(1位なし)。2003年大阪市推薦アーティストに選ばれる。オランダ、スイスなどで演奏活動を行うほか、国外の演奏家たちと国内でもコンサートツアーを行っている。現在、京都市在住。



企画制作:Poo  企画協力・後援:東京古楽集団