Opus 25

鍵盤のささやき・笛のため息
上尾直毅 クラヴィコード&チェンバロ / 福永吉宏 フルート
2011年9月25日(日)午後4時開演 ¥3,500(自由席 中学生以下¥2,000)
終了しました。

◆プログラム◆
第1部 クラヴィコード・ソロ
M. ヴェックマン:トッカータ ホ調
J.J.フローベルガー:トッカータ ニ調
J.J.フローベルガー:組曲第14番 イ短調
J. S. バッハ:無伴奏ヴァイオリンのための「シャコンヌ」ニ短調 (上尾直毅による鍵盤楽器用編曲)

第2部 フルートソナタ
G. F. ヘンデル:ハレソナタ第2番 ホ短調 HWV375
G. F. ヘンデル:ハレソナタ第3番 ロ短調 HWV376
J. S. バッハ:フルートとオブリガートチェンバロのためのソナタ ロ短調 BWV1030


上尾直毅 Naoki Ueo ー clavichord, harpsichord

東京藝術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻を1991年に卒業。藝大在学時ピアノを辛島輝治氏、チェンバロを山田貢、鈴木雅明、渡邊順生の各氏に師事する。1992年第6回古楽コンクールで「通奏低音賞」を受賞する。同年よりアムステルダム・スウェーリンク音楽院にてチェンバロをG・レオンハルト、A・アウテンボッシュの両氏に師事し1995年ソリストディプロマを得て卒業。続いてデン・ハーグ王立音楽院にてフォルテピアノをS・ホーホランド氏に師事し1998年にソリストディプロマを得て卒業。1999年よりデン・ハーグ王立音楽院古楽器科の正式伴奏員を勤め、2000年から帰国する2001年まではオランダ室内管弦楽団のチェンバロ奏者も勤める。鍵盤楽器のみならず18世紀フランス宮廷で大流行した小さなバグパイプ「ミュゼット」を独自に研鑽を積み、数少ないミュゼット奏者の1人として活動すると同時に、その研究をインターネット上に発表している。2001年に帰国後は、国内を中心にソリスト、通奏低音奏者として活動している。2010年にワオンレコードよりリリースされたフォルテピアノによるCD「ベートーヴェン:61鍵の時代」(ヴァイオリン:荒木優子)は「レコード芸術」誌で特選盤、及び優秀録音と評価された。近年はさらにクラヴィコードによる演奏会、レクチャーにも力を入れて活動している。桐朋学園大学音楽学部講師。

Discography
 「オランダバロックの愉悦」WAONCD-041
 「バルサンティ:リコーダーソナタ」WAONCD-080
 「ベートーヴェン61鍵の時代」WAONCD-120


福永吉宏 Yoshihiro Fukunaga ー flute

大阪芸術大学演奏学科卒業。フルートを故山田忠男、小久見豊子、荒井博光、西田直孝の諸氏に師事。リコーダーを西岡信雄氏に師事。大阪リコーダーコンソート在籍中に全日本リコーダーコンクール、アンサンブル部門最優秀賞など多数受賞。1980年ドイツ、カールスルーエ音楽大学入学。レナーテ・グライス・アルミン教授に師事。1981年京都・バッハ・ゾリステンを結成、主宰し京都の洛陽教会を本拠地として定期コンサートを行う。1987年より大バッハの残した偉大な財産である200曲に及ぶ教会カンタータを演奏する《バッハ・カンタータ200曲全曲連続コンサート》をスタートさせ2005年に完結。ヨーロッパに於いても稀少なことであり、日本では初の快挙。1999年フルートリサイタルにおいて大阪文化祭賞奨励賞受賞。1996年、2000年カールスル−エおよびフライブルクなど各地の独日協会文化局の主催によりドイツ公演を行っている。2004年山本恭平氏と共にデュオ・ヘルム−ト・レゾナンツを結成。バンベルク交響楽団首席フルート奏者グンター・ポール教授や、ベルリン芸術大学ロスビタ・シュテーゲ教授と共演するなど定期的に公演を続けている。第29回藤堂顕一郎音楽褒賞受賞。ワオンレコードよりCD『J.S.バッハ:フル−トソナタ全集〈全8曲〉』(チェンバロ:小林道夫)をリリース。日本フルート協会常任理事。大阪芸術大学客員教授。京都・バッハ・ゾリステン主宰、指揮。

Discography
 「J.S.バッハ フルートソナタ全集」WAONCD-020/021
 「G.F.ヘンデル フルートソナタ集」WAONCD-210


企画制作:ワオンレコード