Opus 6

桑形亜樹子 古典調律によるチェンバロ コンサート&レクチャー

Opus6-1 レクチャー 2004年3月7日(月)午後1時開講 ¥2,500(自由席)
「古典調律の歴史と響き」 ミーントーンから平均律まで
Opus6-2 コンサート 2004年3月7日(月)午後4時開演 ¥3,500(自由席)
「音楽のタイムマシン 失われた美しい響きを求めて500年の旅」
 レクチャー・コンサートの両方にご入場いただける共通券 ¥5,000(自由席)
終了しました。多数のご来場ありがとうございました。
現代の調律(音律)は、どの調でも均一に響く平均律です。しかし200年以前に使われていた「古典調律」は、濁りのない響きと不均一なハーモニーを合わせ持つことで、調によって響きの美しさが変化し、音楽に豊かな色彩を与えていました。数種類の調律をご用意し、500年の歴史の中でドラマティックに変化していく美しい調べを、世界で活躍するチェンバロの名手、 形亜樹子さんの演奏とお話しでお楽しみいただきます。

◆出演◆
桑形亜樹子 チェンバロ

◆プログラム◆
 
W.バード 〜 J.P.スウェーリンク 〜 J.S.バッハ 〜 W.A.モーツァルト 〜 S.ジョプリン
ほか


桑形亜樹子 Akiko Kuwagata

東京生まれ。東京芸大附属音楽高校作曲科を経て、同大作曲科入学。矢代秋雄、池内友次郎、内田勝人、尾高惇忠、永富正之、間宮芳生の各氏に師事。在学中DAAD西独政府給費留学生として渡欧。デトモルト国立音楽院、シュトゥットガルト芸術大学各チェンバロ科ソリストコースを最優秀で卒業。国家演奏家資格取得。ヴァルデマール・デューリング、ケネス・ギルバート、リナルド・アレッサンドリーニにチェンバロを師事。オルガンをオディール・バイユー、J.L.ゴンサレス=ウリオルに師事。
第8回ブリュージュ国際古楽コンクールチェンバロ部門1位なし2位及び聴衆賞。第8回パリ国際チェンバロコンクール2位及び現代音楽部門賞、第9回ライプツィヒ・バッハ国際コンクール4位。'94年/'99年度文化庁在外研修員としてイタリア、スペインにて研鑽を積む。'91年よりバリに居を移し、フランス国立セルジー・ポントワーズ地方音楽院講師、ショーモン市立音楽院講師を務める他、欧州各地、アメリカで演奏、国営ラジオ(ドイツ、フランス、ベルギー)に出演。バーデン・バーデン州立オーケストラ、ドイツバッハゾリステン、コンチェルトイタリアーノ他と共演、ヨーロッバ各地の古楽フェスティヴァルに出演。現代作品の委嘱、初演も数多く手掛ける。邦人委嘱作品としては間宮芳生「11月のトッカータ」、田中カレン「香草の庭」など、日本・世界初演ではB.ジョラス、R.ラガナ、E.バリオ等のチェンバロソロ作品がある。
'89年ソニー音楽芸術振興会パフォーマンス・トゥデイシリーズで東京でのリサイタルデビュー後日本各地でも演奏。2000年、17年の欧州滞在後東京に戻り、現在新しいコンサートの形態を模索中。この3年間は音律と音楽に関するレクチャーコンサート、古楽理論・奏法に関する講習会を数多く企画。東京芸術大学、名古屋芸術大学で特別講義を行う。'97年、'03年度山梨古楽コンクール審査員。松本市ハーモニーホールチェンバロ講師。


制作:Poo 企画協力・楽器:梅岡楽器サービス