Opus 9

上尾直毅 フォルテピアノ・コンサート
バッハの息子達と、ハイドン、ベートーヴェン
−現代のピアノの原形となったフォルテピアノでの演奏−
2004年9月27日(月)午後7時開演 ¥3,500(自由席)
終了しました。ご来場感謝。

◆出演◆
上尾直毅 フォルテピアノ

◆プログラム◆
J.ハイドン:ソナタヘ長調 Hob.XVI-23(1773年)
W.F.バッハ:幻想曲ホ短調 F.21(1733-46年頃)
C.P.E.バッハ:幻想曲イ長調 Wq.58-7/H.278 (1782年)
C.P.E.バッハ:「スペインのフォリア」による12の変奏曲 Wq.119-9/H.263(1778年)
L.v.ベートーヴェン:ピアノソナタ第23番ヘ短調 op.57(1804-1805年)

《使用楽器》
WALTERモデル(5オクターブ半に音域拡張) PAUL McNULTY(チェコ) 2002年作


上尾直毅 Naoki Ueo

京都市立堀川高校音楽科にて故吉田輝子氏に師事し、同校を卒業後、東京芸術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻に入学。ピアノを辛島輝治氏に師事し1991年同校卒業。在学時より、チェンバロを鈴木雅明、渡邊順生の両氏に師事。1991年、山梨の第6回古楽コンクール旋律楽器部門で通奏低音特別賞を受賞する。92年、アムステルダム・スウェーリンク音楽院に入学し、チェンバロをG・レオンハルト、A・アウテンボッシュの両氏に師事、95年にチェンバロでソリストディプロマを得て同校卒業。続いてデン・ハーグ王立音楽院にてフォルテピアノをS・ホーホランド氏に師事し、97年にフォルテピアノで室内楽ディプロマ、98年にソリストディプロマを得て卒業。1998年にはフィリップ・ヘレヴェーヘ指揮、デン・ハーグ王立音楽院の古楽オーケストラとベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番を共演。99年にはフランスのサント音楽祭にソリストとして招かれ、フィリップ・ヘレヴェーヘ指揮、ジューン・オーケストラ・アトランティークとモーツァルトのピアノ協奏曲24番を共演し好評を得る。99年よりデン・ハーグ王立音楽院古楽器科の公式伴奏者を勤め、2000年から帰国する01年まではオランダ室内管弦楽団のチェンバロ奏者も勤める。その一方で、95年より、18世紀フランスで流行した小さなバグパイプ「ミュゼット」について独自に研鑽を積み、現在その研究をインターネット上に発表している。(http://homepage.mac.com/muzette/)。現在、国内を中心にチェンバロ、フォルテピアノ奏者、ならびに国内では唯一のミュゼット奏者として活躍している。



企画制作:Poo  企画協力・楽器:梅岡楽器サービス