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録音日:2005年10月4日〜7日 Producer, Engineer, Edit:小伏和宏 《DSD recording》 Microphone:Earthworks QTC-1mp MBHO MBP604+KA100LK/KA1100K Method:One point stereo A-B Pre-amp:Grace Design model 201 Recorder:TASCAM DV-RA1000 Clock:Rosendahl nanosyncs Monitor : Waon Recording Monitor 《176.4kHz 24bit PCM editing》 Cover design, Art work:才村昌子 http://www.saimura-masako.com/ |
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■Profile リコーダーの本村睦幸は、アムステルダム・スウェーリンク音楽院でワルター・ファン・ハウエに現代音楽と古楽の双方を学び、卒業後はさらにジャネット・ファン・ウィンガーデンに師事した。長くにわたってヨーロッパで活躍した後に帰国した名手である。まさに天上から聴こえてくるような透明感あふれる音色と言葉を語るような微妙なニュアンスを表現できるというリコーダーの特質を存分に生かした演奏により、大曲のみならず何気ない小品に至るまで、それぞれの作品の魅力を引き出す手腕は本村睦幸の真骨頂と言えるだろう。 櫻田亨は、日本ギター専門学校でギターを学んだ後、デン・ハーグ王立音楽院でリュートを佐藤豊彦に師事した。リュート、テオルボ、ビウエラ、バロックギター、19世紀ギターといった各種の撥弦楽器に堪能であり、時代やその音楽にふさわしい楽器を的確に使い分けている。また、すべての弦にガット弦を用いて歴史的な楽器の表現力を引き出す演奏スタイルは、日本ではまだ数少なく、非常に興味深いものである。ソリストとしての活躍とともに、通奏低音奏者として、共演者の意図を十分に汲み取って盛り立てる柔軟な音楽性は、多くの演奏家からの信頼を集めている。 上尾直毅は、東京藝術大学音楽学部ピアノ専攻を卒業後、アムステルダム・スウェーリンク音楽院でチェンバロをグスタフ・レオンハルトとアンネッケ・アウテンボッシュに、デン・ハーグ王立音楽院でフォルテピアノをスタンレー・ホーホラントに師事した。すぐれた鍵盤楽器奏者であるにとどまらず、バロック時代の宮廷バグパイプ「ミュゼット」を独自に研究し習得、また打楽器やバロックギターも演奏するなど、その活動は多岐にわたる。そのレパートリーは、バロック音楽はいうまでもなく、中世ルネサンスから古典派ロマン派音楽まで、驚嘆すべき広範囲にわたっており、自らの感性と音楽史的観点とを融合させた独自の世界を展開させている。 このような3人の演奏家によるルストホッファースは、その名をファン・アイクの〈笛の楽園 Der Fluyten Lust-hof〉から取り、オランダ語で“楽園の住人たち”を意味する。そして、その名のとおり、天上の楽園から聴こえてくるような音楽をイメージした愉悦感あふれる演奏を身上としている。しかし、それは単に表面的な楽しさを演出するものではなく、それぞれの作品の様式や背景に対する深い洞察に基づく真摯なものである。また、彼らは16世紀後半から18世紀前半にかけての、イタリア、フランス、ドイツ、スペインなどあらゆる地域の作品をレパートリーとしており、様々な演奏スタイルに精通している。そういった彼らの本領は、オランダの作品を集めたこのCDで遺憾なく発揮されている。 |
| ■録音のこだわり 各方面から高い評価を頂いた旧盤「オランダバロックの愉悦」(WAONCD-040)ではありますが、当時導入したばかりのWaon DAW mk IIIを使用していたために、編集の出来栄えに些かの不満を抱いていました。また曲順に関しても、もう少しお楽しみいただける順番があったのではないかという反省がありました。そこで、この旧盤が完売した機会に、ぜひ作り直したいと考えたのです。内部的にかなり吟味の進んだWaon DAW mk IIIを使い、176.4kHz, 24bitのハイレゾリューションPCMフォーマットで、全曲を一から再編集し、よりお楽しみいただける曲順に再構成しつつ、慎重にCDフォーマットに変換して、新たな原盤を作成しました。図らずも、ジャケットデザインをしていただいた才村昌子さんから、今のレベルからすると、いくつか反省点があるのでぜひデザインし直させて欲しいとお申し出を頂き、ジャケットも全て刷新することとしました。このようなことでリリースした新盤です。すでに旧盤をお持ちの方にお求めいただいてもご満足いただける出来栄えになったと思います。ぜひお楽しみ下さい。 |