WAONXA-278/279
(2014年11月22日発売) Open Price

録音日:2013年7月23日〜25日
場所:滋賀県高島市立ガリバーホール

Producer, Engineer, Edit:小伏和宏
Co-producer:兼岩好江(Office ARCHES)
Assistant Director:柴田 健



《5.6448MHz DSD recording》
Microphone:改良型金田式無指向性DCマイク 2013年 毛利忠晴製作
Method:Stereo A-B
Recorder:KORG MR-1000 + Audio Design DCA-12VHC power supply
Monitor : Waon Recording Monitor

《192kHz 24bit PCM editing》
DDC:Weiss Saracon-DSD
Monitor : Waon Reference Monitor



Cover design:深沢琢磨 (Southern Company Co., Ltd)/才村昌子/小伏和宏

■Profile
福山敦子(ギター)
兵庫県出身。同志社大学卒業。9歳よりギターを川西 勇、近藤敏明、吉川二郎氏に、ギターデュオをアンリ・ドリーニ、伊藤亜子夫妻、南米音楽をレイ・ゲーラに師事。1979年、第6回日本ギターコンクールに於いて13歳最年少優勝、以来ラジオ番組レギュラー出演、東京、大阪、京都、韓国・ソウルなど各地で演奏活動を行う。1988年、夫君柴田 健と「柴田 & 福山デュオ」を結成。以後二重奏を専門にしている。1992年、フランス・モンテリマール国際ギターデュオコンクール入賞。その後、国際万博「花と緑の博覧会」、中華民国古典ギター協会の招待による台北、高雄等でのリサイタルなど活躍の場を広げ、フランス・ニースに招かれた演奏会ではニース・マタン紙により絶賛され、2001年、2003年にはドイツ・ヴァイカースハイム国際音楽祭にゲスト奏者として招聘され、同時に国際コンクール審査も行う。2010年にはフランス・トゥルネイ国際ギター週間に招かれるなど海外公演も多い。2002年大阪府八尾市文化賞受賞。CDは “DUO-1”,“DUO-2 タンゴ組曲”,“DUO-3 巴里讃歌”の3枚を発表。またフランス・ドゥラトゥール社よりオール頁カラー、イラストも自身による日、仏、英語「子供の為の教則本 vol.1」が出版されている。現在、日本ギターコンクール審査員。

Atsuko Fukuyama (guitar)
Atsuko Fukuyama was born in Hyogo, Japan and graduated from Doshisha University, Kyoto. She began studying the guitar at the age of nine under Isamu Kawanishi, Toshiaki Kondo and Jiro Yoshikawa, studied guitar duo under Mr. and Mrs. Henri Dorigny and Ako Ito and South American music under Rey Guerra. In 1979 she won the first prize at the 6th Japan Guitar Competition as the youngest to do so at that time, at the age of 13. Since then, she has made regular appearances on radio programs and performed in Tokyo, Osaka and Kyoto (Japan), and Seoul (South Korea). Having formed the “Ken Shibata & Atsuko Fukuyama Duo” with her husband Ken Shibata in 1988, she now specializes in duo performance, and in 1992, won a prize at the Montelimar International Competition of Guitar in Duos (France). Since about this time she began to further expand the stage of her activities, including the Expo'90 International Garden and Greenery Exposition, recitals in Taipei and Kaohsiung (Republic of China) through invitation of the Guitar Association in Taiwan R.O.C., and the concert in Nice (France) which enjoyed the highest praise from the newspaper, Nice-Matin. The Duo has been invited by the International Music Festival (Weikersheim, Germany) since 2001 and 2003, and invitation to the Tournai International Guitar Festival (France) in 2010. Received the Cultural Award from Yao City (Osaka, Japan) in 2002. There are 3CDs "DUO-1","DUO-2: Tango Suite","DUO-3: Paris d'Argent". She published Method Book for Children vol.1 from the Delatour France. Currently serves as a judge for the Japan Guitar Competition.


■録音のこだわり
ギターというとどういう響きを求めれば良いでしょう。コンサートホールの舞台から聞こえてくるような音だとちょっと違いますね。おそらくもう少し近い距離感が欲しいのではないでしょうか。そう、響きの豊かな広めの部屋で聞くような音。ガリバーホールはとても豊かな響きを持つ良いホールですが、ここでまともに録るとやはり如何にもコンサートホールの音になってしまいます。そこで福山さんには客席を背にして演奏してもらい、福山さんと舞台うしろの壁との間にマイクを置く事で、反射音の初期反射の時間遅れを短くし、実際の容積よりももっと小さな容積の建物のような響きを得ています。さらに舞台上にいくつかの椅子を置いて音を拡散させる事で、いろいろなものが置かれているはずの部屋の響きをシミュレートしています。結果、コンサートホールでの収録でありながら、広めの部屋で聞くような音で録れている訳です。マイクは毛利忠晴さんに作っていただいた改良型金田式無指向性DCマイクです。ギターの繊細な響きを余さず取り込みます。最近の録音現場をご存知の方は「こんなに遠くから録ってるの?」と思われるかもしれませんが、これでまともなのです。聴いていただけばおわかりいただけます。レコーダーはKORGのMR-1000ですが、今回は電源にバッテリーではなく、Audio Designのリニア電源DCアダプターの高電流仕様、DCA-12VHCを用いました。比べてみると音の力強さやスピード感でバッテリーよりも良い結果が得られるようです。福山さんは柴田健さんとのデュオギタリストとして有名ではありますが、ソロギタリストとしてもぴか一です。豊かなギター音楽をたっぷりとお楽しみください。