Micro Monitor

他のスピーカーシステム

Waon Recording Monitor
Waon Reference Monitor

ちょっと変わり種の自作モニタースピーカー「Micro Monitor」です。Waonレーベルのセッションで使うことはありませんが、演奏会の記録録音の依頼などで出張録音に出かけた際、ホールの調整室や舞台脇で使う小さなモニターです。市販のMDF製CDラックをエンクロージャとして流用しています(木目はビニールの壁紙です)。ユニットのフレームとエンクロージャの後壁とを樫の木の棒4本で連結しているので、意外と構造はしっかりしています。見ての通りの密閉箱です。
ユニットはたまたま手に入れたイギリスのBandor社のBandor-50という5cmのフルレンジです。100Hzから20kHzという再生帯域ですが、アルミの振動板がとても軽いこと、30Wというパワーが入ること、不釣り合いなくらい大きな磁気回路を持つことから、結構立派な音が出ます。最近流行の振動系を重くして小さな箱でも低音が出るようにしたユニットとは全く別世界ですが、軽い振動板に充分な駆動力を与えることがいかに多くの情報量を吐き出すかということを教えてくれます。近距離(1m以内)で聞くかぎりは、モニターとしても充分使えます。はじめメーカーの推奨通りの容積のエンクロージャに吸音材を詰めて作ってみたところ、迫力は出るものの低音は少し膨らみ気味で、中域はタイトになりすぎてしまったので、少し大きめの現在のエンクロージャに変えました。このほうが低域の量感は減るものの出方が素直です。吸音は畳んだハンカチほどの量の粗毛フェルトでユニットの背面を覆ってあるだけです。そのかわりエンクロージャの中は音を拡散するような構造にして定在波の影響が出にくいようにしています(樫の木の棒はこの構造を支える役目も担っています)。小さなユニットだけに、せっかく出したエネルギーを吸い取ったのではうまくないようです。普段仕事で出番のないときは、テレビにつないであります。ドラマのせりふが聞き取りやすいですし、音楽もなかなか楽しめます。

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