Waon Reference Monitor
 It's a pair of one-off models for our own use. So it's not for sale. Sorry!

他のスピーカーシステム

Waon Recording Monitor
Micro Monitor

自社開発のモニタースピーカー「Waon Reference Monitor」です。主に編集とマスタリングに使用しています。ETONの7-360/37という7インチWooferにDynaudioの名機T330D Tweeterを組みあわせ、リアバスレフのエンクロージャにおさめた2wayです。例によって仕事用でなおかつ個人用なので全くおしゃれっ気無しです。重いし...。
エンクロージャはこの容積(17リットル)の割りには厚めのMDF(21mm〜最厚部39mm)を使い、2つのユニットの位相をそろえるためにフロントに段差を作ってあります。
ユニットには特に何も細工はしていませんが、吸音材の絶対量を減らすために、ユニットのすぐ後にカーボン繊維を含むフェルト系の吸音シートをたらしています。その他はオーソドックスな作りです。45Hz程度からフラットなレスポンスがあり、30Hz強までは充分に再生しているようです。
7-360/37の、スピードが速く歪みの少ない低音に、T330Dの剛腕かつ高解像な高音が乗っかって、見通しの極めてよい音調です。全帯域に渡ってエネルギーバランスが良いのは、ネットワークに1次のフィルターを使っているせいだと思います。モニター用途として考えると普通のTweeterにはつらい構成ですが、T330Dは少々のパワーではびくともしない耐入力があるので心配いりません。もっとも、最近はあまり大きな音でのモニターはしていません。小さな音量でバランスを仕上げるほうが、最終的には高音質につながるようです。普段編集室ではBryston 4Bパワーアンプでドライブしています。

これがこのスピーカーのネットワーク部分です。LPF/HPFとも1次のフィルター、すなわち-6dB/octスロープです。クロス周波数は2300Hzと比較的高いので、Wooferのインピーダンス補正回路が入っています。T330Dにはノッチフィルターを入れたほうが良いかもしれませんが、磁気回路が大きく、foも低いせいか、無くても影響ないようなので入れていません。
システムとしての位相特性をフラットにするために、2つのユニットは正相接続しています(ユニットの位置合わせがシビアになるのでバッフルに段差を作っています)。プリント基板はESSのAMT1というフロアスピーカーについていたものを流用しました。AuriCapフィルムコンデンサーと、AlphaCoreの銅箔空心コイルを使用しています。値段が高いだけのことはあって、良い音質です。抵抗はMillsの無誘導巻線抵抗12W型を使っています。
これらのパーツは日本でも買うことができますが、びっくりするような高額な値段がついています。これを作ったときには全てカナダのパーツショップから購入しました。送料と関税を払っても秋葉原で買うより安かったです。

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