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WAON RECORDS



詳細情報

ジャケットイメージ

光のしずく 上畑正和作品集2

上畑正和(リードオルガン) 崎川晶子(チェンバロ) 橋本薫明(鳳笙) 亀井真知子(ハンドベル)

WAONCD-100 / 61min Stereo / CD 2007年11月30日発売 オープンプライス JAN/EAN 4560205956107
レコード芸術誌〈準推薦〉  AUDIO BASIC誌「高音質ディスク聴きまくり」高崎素行氏選

上畑自身の演奏による足踏み式リードオルガン。この楽器から描き出される深く熱い情感に感動します。今まで聴いてきたこの楽器の音は過呼吸状態だったようです。空気を送りすぎずに演奏することが素晴らしい表情を生み出しています。それに崎川晶子の鮮烈なチェンバロと橋本薫明の澄んだ響きの鳳笙、亀井真知子の美しいハンドベルが加わったアンサンブル。聴くほどに鮮やかな情景とドラマを呼びおこす上畑作品の新作の数々です。
アンサンブルでは左側から聞こえるのが鳳笙で、右側から聞こえるのがリードオルガンです。「こもれび」はリードオルガンのソロ、「春の光」は鳳笙のソロです。


[収録曲目]

  1. 光のしずく
  2. 白壁の町
  3. こもれび
  4. かざぐるま
  5. Galle
  6. 春の光
  7. 夕暮れに
  8. 冬の海
  9. 組曲:赤い月
  10. 家路
  11. 落葉

[演奏者プロフィール]

上畑正和 うえはた まさかず
独学で作曲と和声研究に没頭し、ジャンルを超えた独自のスタイルを確立する。彼の作品はPOPなメロディと美しい響きをベースとしている。CM音楽を中心に、アニメ、TV番組ヘの楽曲提供、またジャンルを問わずアーティストの為に作編曲、プロデュース等も手掛ける。近年、ピアノ、足踏みオルガンでのソロ活動に勢力を注いでいる。ライブでは、必ず即興演奏をし、ヴァイオリン・チェンバロ・笙・ニ胡・カリンバ・尺八・オカリナなど様々な楽器とのコラボレーションにも積極的で、美しく調和した演奏を聴かせる。ソロCDは「luzsombra」「Raz e del」をリリースしている。
〈オフィシャルサイト〉

崎川晶子 さきかわ あきこ
桐朋学園大学ピアノ科を卒業。ピアノを故井口基成、兼松雅子、ジャン=クロード・ヴァンデンエイデン、指揮伴奏を故斉藤秀雄に師事。グスタフ・レオンハルトの演奏に触れてチェンバロに開眼し、シャルル・ケーニッヒ、渡邊順生、パリの古楽コンセルヴァトワールでノエル・スピースに師事、一方フォルテピアノをパトリック・コーエンに師事した。ドレスデン・カンマーゾリステン、デイヴィッド・トーマスなど、外国アーティストとも共演多数。室内楽、コンチェルト、ソロ等多方面で活躍している。「音楽の泉シリーズ」を主催。近年多くのCDを積極的にリリースし、いずれのCDも専門誌などで高い評価を得ている。ソロCDは「クラヴサンの魅力」「モーツァルトの光と影─ピアノ作品集」(セシルレコード)、上畑正和作品集「夢見る翼─Dream of NIKE」(ワオンレコード)をリリース。渡邊順生氏との共演では「バッハ2台のチェンバロのための協奏曲」「J.S.バッハ・チェンバロ協奏曲集」「モーツァルト・フォルテピアノ・デュオ」(ALMレコード)でレコード芸術誌レコードアカデミー賞2006器楽部門賞を受賞している。
〈オフィシャルサイト〉

橋本薫明 はしもと よしあき
武蔵御嶽神社の神職として笙を始め、日本雅楽会のメンバーとして国内外の公演に出演。近年、笙の新たな音楽性を引き出すべく、近代楽器や民族楽器などと積極的に共演を重ね、古典技法にとどまらない笙の演奏法の開拓を目指している。また、明治選定譜以前の雅楽の復曲と演奏活動を行っている。「青梅楽所」「鳳笙の会」主宰。「新宿朝日カルチャーセンター」雅楽講師。CD「月の満ちるとき」をリリース。

亀井真知子 かめい まちこ
高校在校中、ハンドベル部に所属。ハンドベルとの出会いにより、音楽の奥深さや楽しさに目覚め、音楽の道に進むことを決意する。2004年武蔵野音楽大学ピアノ科を卒業。2005年より、東洋英和女学院中高部にて音楽科非常勤講師として勤務しつつハンドベルの演奏を続けている。


[使用楽器]

■ストップ付き足踏み式リードオルガン 日本楽器製造株式会社(ヤマハ)No.5
■足踏み式リードオルガン 天竜楽器製造株式会社 エテルナ型

■フレンチタイプ・2段鍵盤・チェンバロ 安達正浩(1998年作) フランソワ・エティアンヌ・ブランシェ モデル

■鳳笙 久松作(1989)  ■イングリッシュ・ハンドベル マルマーク社製


[Recording Data]

録音日時・場所
2007年7月11日~13日 神奈川県立相模湖交流センター
[ 2.8224MHz DSD Recording & 96kHz 24bit Editing ]
使用マイク(ステレオペア)
Earthworks QTC-1mp
セッティング
Pair microphones A-B stereo
プリアンプ
Grace Design model 201
レコーダー
TASCAM DV-RA1000
マスタークロック
Rosendahl nanosyncs
DSD to PCM converter
DCS 974
  • Excutive Producer, Recording & Editing : Kazuhiro Kobushi 小伏和宏
  • Artistic Coproducer : Masakazu Uehata 上畑正和
  • Harpsichord Technician : Masahiro Adachi 安達正浩
  • Cover design & Art works : Masako Saimura 才村昌子〈オフィシャルサイト〉
  • Photograph : Kazuhiro Kobushi 小伏和宏

[録音のこだわり]

この種の音楽の録音となると、ほとんどの場合複数のマイクを使って、さらに楽器ごとに音質を調整したり残響を加えたりして録るのが一般的でしょう。確かにその方がエンターテイメント的には良好な仕上がりになります。しかし、今回作曲家である上畑さんの「純クラシックとして扱って欲しい。ぜひワンポイントで。」と言う、たってのご希望もあってマイク2本で録ることとなりました。幸い、楽器毎の音量や発音方向が割りと揃っていたので、セッティング自体はさほど難しくはありませんでした(オルガンのあちこちのフタを外したり防振ゴムを挟んだりなどの手は打っていますけれども)。機材としてはいつもの顔触れ。聴いていただけばすぐにお分かりになると思いますが、足踏みオルガンのダイナミックレンジ(小さい音から大きな音までの幅)がとても広いのです。聴きやすくするためにCDにする段階でこの幅を狭くする操作をすることが多いのですが、このCDでは全く圧し縮めることなくそのままで収録しています。オルガンソロの「こもれび」の導入部の音が小さくて聞こえないからと不用意に音量を上げると後でぶっ飛びますからご注意下さい。バックグランドの「サー」というノイズが気にならないくらいの音量でお聞きになるのがちょうど良いかと思います。ハンドベルの亀井さんの素早い動きをお見せできないのが残念ですが、ベルの音の飛びまわり方でその動きを想像してみて下さい。
レコード芸術誌の録音評に「リードオルガンは向って左側から中央に定位」と書いてありましたが、実は逆さまで、ご覧の通り左側から聞こえるのが鳳笙、右側から聞こえてくるのがリードオルガンです。この二つの楽器、発音機構が似ているので音も似ています。ソロの曲以外どの曲も全部その定位ですので、ぜひそのわずかな違いの聞き分けも楽しんでみて下さい。