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WAON RECORDS



詳細情報

ジャケットイメージ

カンシオン Canción

福山敦子(ギター)

WAONCD-270 / 64min Stereo / CD(-TEXT) 2014年4月15日発売 オープンプライス JAN/EAN 4560205956275
推薦文:濱田滋郎/解説:沼口 隆(日本語、英語)
レコード芸術誌〈準特選〉  CDジャーナル誌〈イチ押し〉中野和雄氏選

むしろ柴田 健さんとの「二重奏のギタリスト」として知られているのかもしれない福山敦子さんが、愛奏曲を集め「独奏家」としての一面を世に問う録音。作曲家と演奏家の二重奏とも言うべき「優しく、また鋭く、そして深い」音楽の対話が聞き物。沼口隆さんによる読みごたえある解説も注目。改良型金田式DCアンプマイクによるペアマイクステレオDSD録音。


[収録曲目]

  • ラミレス
    1. アルフォンシーナと海
  • ポンセ
    1. サラバンド
  • ヴィラ=ロボス
    1. エチュード 第11番
    2. エチュード 第1番
  • トロバ
    1. ブルガレーサ
  • モンポウ
    1. カンシオン(<カンシオンとダンス>第6番より)
  • ソル
    1. 魔笛の主題による変奏曲
  • アルベニス
    1. アストゥリアス
  • バリオス
    • 大聖堂
    1. 第1楽章
    2. 第2楽章
    3. 第3楽章
  • ヴァイス
    1. シャコンヌ
    2. パッサカリア
  • ルビラ
    1. ロマンス
  • タレガ
    1. アルハンブラの想い出
    2. ラグリマ

[演奏者プロフィール]

福山敦子 ふくやま あつこ
兵庫県出身。同志社大学卒業。9歳よりギターを川西 勇、近藤敏明、吉川二郎氏に、ギターデュオをアンリ・ドリーニ、伊藤亜子夫妻、南米音楽をレイ・ゲーラに師事。1979年、第6回日本ギターコンクールに於いて13歳最年少優勝、以来ラジオ番組レギュラー出演、東京、大阪、京都、韓国・ソウルなど各地で演奏活動を行う。1988年、夫君柴田 健と「柴田 & 福山デュオ」を結成。以後二重奏を専門にしている。1992年、フランス・モンテリマール国際ギターデュオコンクール入賞。その後、国際万博「花と緑の博覧会」、中華民国古典ギター協会の招待による台北、高雄等でのリサイタルなど活躍の場を広げ、フランス・ニースに招かれた演奏会ではニース・マタン紙により絶賛され、2001年、2003年にはドイツ・ヴァイカースハイム国際音楽祭にゲスト奏者として招聘され、同時に国際コンクール審査も行う。2010年にはフランス・トゥルネイ国際ギター週間に招かれるなど海外公演も多い。2002年大阪府八尾市文化賞受賞。CDは “DUO-1”,“DUO-2 タンゴ組曲”,“DUO-3 巴里讃歌”の3枚を発表。またフランス・ドゥラトゥール社よりオール頁カラー、イラストも自身による日、仏、英語「子供の為の教則本 vol.1」が出版されている。現在、日本ギターコンクール審査員。


[使用楽器]

Ignacio Fleta (1957) No.107


[Recording Data]

録音日時・場所
2013年7月23日~25日 滋賀県高島市立ガリバーホール
[ 5.6448MHz DSD Recording & 192kHz 24bit Editing ]
使用マイク(ステレオペア)
改良型金田式DCアンプマイク Schoeps MK2H 無指向性カプセル装着
設計・製作 : 毛利忠晴 (PureT Records), 2013年作
セッティング
Pair microphones A-B stereo
レコーダー
KORG MR-1000 + Audio Design DCA-12VHC power supply
DSD to PCM converter
Weiss Saracon-DSD
  • Excutive Producer, Recording & Editing : Kazuhiro Kobushi 小伏和宏
  • Co-producer : Yoshié Kaneiwa 兼岩好江 (office ARCHES)
  • Assistant Director : Ken Shibata 柴田 健
  • Translation : Sakurako Mishiro 三城桜子 / Kazuko Fujimoto 藤本和子
  • Cover design : Takuma Fukasawa 深澤琢磨 (Southern Company Co.,Ltd.)
  • Photograph : Eiji Shinohara 篠原栄治

[録音のこだわり]

ギターというとどういう響きを求めれば良いでしょう。コンサートホールの舞台から聞こえてくるような音だとちょっと違いますね。おそらくもう少し近い距離感が欲しいのではないでしょうか。そう、響きの豊かな広めの部屋で聞くような音。ガリバーホールはとても豊かな響きを持つ良いホールですが、ここでまともに録るとやはり如何にもコンサートホールの音になってしまいます。そこで福山さんには客席を背にして演奏してもらい、福山さんと舞台うしろの壁との間にマイクを置く事で、反射音の初期反射の時間遅れを短くし、実際の容積よりももっと小さな容積の建物のような響きを得ています。さらに舞台上にいくつかの椅子を置いて音を拡散させる事で、いろいろなものが置かれているはずの部屋の響きをシミュレートしています。結果、コンサートホールでの収録でありながら、広めの部屋で聞くような音で録れている訳です。マイクは毛利忠晴さんに作っていただいた改良型金田式DCアンプマイクです。ギターの繊細な響きを余さず取り込みます。最近の録音現場をご存知の方は「こんなに遠くから録ってるの?」と思われるかもしれませんが、これでまともなのです。聴いていただけばおわかりいただけます。レコーダーはKORGのMR-1000ですが、今回は電源にバッテリーではなく、Audio Designのリニア電源DCアダプターの高電流仕様、DCA-12VHCを用いました。比べてみると音の力強さやスピード感でバッテリーよりも良い結果が得られるようです。福山さんは柴田健さんとのデュオギタリストとして有名ではありますが、ソロギタリストとしてもぴか一です。豊かなギター音楽をたっぷりとお楽しみください。

Photograph at the session by Kazuhiro Kobushi