詳細情報
TAKEDA MEETS TANA AGAIN Kazuhiko Takeda Trio with Akira Tana
竹田一彦(ギター) アキラ・タナ(ドラムス) 安次嶺 悟(ピアノ) 井上幸祐(ベース)
WAONCD-3020 / 53min Stereo / CD 2015年9月28日発売 オープンプライス JAN/EAN 4560205952123
解説:山中弘行(日本語、英語)
ステレオペアマイク+5.6448MHz DSDによる高品位録音ジャズ・アルバム第2弾。日本を代表するベテランジャズ・ギタリスト竹田一彦のリーダーアルバム。アメリカをはじめワールドワイドに確固とした人気を誇るAkira Tanaのドラムスとの競演。二人は以前にも彼の地で共演し、熱いセッションを繰り広げており、ここでも変わらぬ素晴らしい演奏を聴かせます。ピアノ、ベースには竹田とは鉄壁のトリオとなる安次嶺悟と井上幸祐をフィーチャー。ライブさながらのセッションをお楽しみください。
[収録曲目]
- SOMETHIN' LIKE BAGS
- NIGHT TRAIN
- LIKE SOMEONE IN LOVE
- HOW HIGH THE MOON
- CORCOVADO
- LOVE FOR SALE
- BLUESETTE
- OUR DELIGHT
- IF YOU COULD SEE ME NOW
[演奏者プロフィール]
竹田一彦 たけだ かずひこ
1936年1月1日、奈良県生まれ。'57年頃から音楽活動を始める。'62年頃から自己のバンドで活動。'95年頃から西山満のグループに参加し、これまでに国内外の多くの ミュージシャンと共演。Hank Jones、日野皓正、Mickey Roker(dr)、Othelo Molineaux(steel dr)、Eddie Henderson等とのコンサートやライヴ。セッションでは、Bill Evans、Philly Joe Jones、Kenny Garrett、Russell Malone等有名ミュージシャンが多数。最近のライヴでは、Kenny WashingtonやLewis Nashのカルテットの ライヴにも参加。又、若手の育成・指導にも定評があり、気さくな人柄からもプロ・アマを問わず多くの生徒達から慕われている。
〈オフィシャルサイト〉
アキラ・タナ Akira Tana
1952年3月14日、米国カリフォルニア州生まれ。ラジオで聴いたミュージカル ”サウンド・オブ・ミュージック”や家の中で奏でられていた音楽に魅せられ、9歳よりドラムを始める。歌人である母は琴を嗜んでいた。また、父は浄土真宗の僧侶であった。ハーバード大学に入学しアラン・ドーソンの元で学ぶまでは、独学で演奏していた。その後、ニューイングランド音楽院でクラシック音楽のパーカッションをヴィック・ファースに師事。またタングルウッドのバークシャー音楽センターでガンサー・シュラー、小澤征爾、レナード・バーンスタインの監督下で学んでいる。これまでに、ソニー・ロリンズ、ソニー・スティット、ズート・シムズ、ヒューバート・ロウズ、ミルト・ジャクソン、ジム・ホールなどの名だたるミュージシャンと共演しており、参加したレコーディングは200作品以上にも上る。90年代には、ベース奏者ルーファス・リードとともに、有名な「タナリード」を結成。 リーダー作品 には、「Moon Over the World」、「The Secret Agent Men」、「Kiss Kiss Bang Bang」そして「Otonowa」などをリリースしている。 現在、指導やワークショップの開催も行っており、カリフォルニア州バークリーのジャズ・コンサバトリー・オブ・カリフォルニア、ならびにサンフランシスコ州立大学の教員でもある。
〈オフィシャルサイト〉
安次嶺 悟 あじみね さとる
1957年9月4日生まれ。岐阜県出身。大学時代にアレンジの勉強のためにピアノを始め、プロとして活動を始める。1985年に渡米。帰国後Real Music Studioを設立。2005年に第13回 中山正治ジャズ大賞を受賞。現在、大阪音楽短期大学教員 及び大阪芸術大学教員。
井上幸祐 いのうえ こうすけ
1968年10月5日生まれ。大阪府出身。高校生の頃よりブリティッシュロックに憧れてエレキベースを始める。大阪市立大学入学後、ジャズに興味を持ちウッドベースに転向。在学中より演奏活動を開始し、現在は竹田一彦氏のトリオを中心に関西一円のライブハウス、ジャズクラブ等に出演。ジャズを中島教秀氏と北川潔氏、クラシックを南出信一氏に師事。また、今までに共演した音楽家から多大な影響を受けている。
[Recording Data]
- 録音日時・場所
- 2015年4月9日 KOKO Plaza Studio(新大阪)
- [ 5.6448MHz DSD Recording & 192kHz 24bit Editing ]
- 使用マイク(ステレオペア)
- DPA 4011TL x2
- セッティング
- Near coincident pair microphones stereo
- プリアンプ
- Tube Pre-amp 佐藤俊哉作
- レコーダー
- KORG MR-2000S
- マスタークロック
- Antelope Audio Isochrone OCX + SFORZATO PMC-03 (battery powered)
- コントロールアンプ
- SPECTRAL DMC-30SS-S2
- モニタースピーカ
- Genelec 1034B / 1030A
- Excutive Producer : Kazuhiro Kobushi 小伏和宏
- Recording Producer & Mastering : Shinichiro Isomura 礒村信一郎
- Recording : Shinji Higashiura 東浦信二
- Translation : Yuki Ishiwata 石渡悠起子
- Cover design & Art works : Masako Saimura 才村昌子〈オフィシャルサイト〉
[録音のこだわり]
スタジオ撮りではありますが、前作のI Thought About You (WAONCD-3010)同様に、マイク2本によるペアマイク録音です。フォーマットは5.6448MHz DSDIFFで録音しました。ジャケットにあるセッション中の写真にはマイクがいくつか写っていますが、個別に立っているのはモニター用のマイクで、収録用は中央のステレオアームに乗った2本のマイクです。マルチマイクの様にエンジニアが音量バランスをとるのではなく、ライブ演奏同様、演奏者自身が音量バランスをとっています。それは生で聞く演奏そのものです。編集も頭と尻尾を切りそろえ、曲によってはフェードアウトする処理をしただけで何も触っていません。その音源を慎重に高品質CD-Rに等速で書き出してマスターディスクを作りました。そう、今回はデータ入稿ではなくマスターディスクによる入稿で、何枚か作った中から最も音の良いものを選んで工場に入れてCD盤を作っています。こだわりの音質で素晴らしい演奏をお楽しみください。