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WAON RECORDS



詳細情報

ジャケットイメージ

J.S.バッハ 無伴奏ヴィオラ・ダ・ガンバのための組曲(II)

第1番 ト長調 BWV1007, 第3番 ニ長調 BWV1009

宇田川貞夫(ヴィオラ・ダ・ガンバ)

WAONCD-360 / 71min Stereo / CD(HQCD) 2020年8月4日発売 オープンプライス JAN/EAN 4560205956367
解説:宇田川貞夫(日本語、英語)

ベルギー・ブリュッセル王立音楽院に学び、ヴィオラ・ダ・ガンバをヴィーラント・クイケンに師事し、各地で多彩な演奏活動を展開している宇田川貞夫が永年あたためてきた、「バッハが編曲した無伴奏ヴィオラ・ダ・ガンバのための組曲の楽譜が、バッハの息子カール・フィリップ・エマヌエル・バッハから王様フリードリッヒ・ウィルヘルム2世に献上され、王様からフォルクレーへ提供され演奏されたという、途方もない空想の結果として、音楽史の中で失われてしまったのかもしれない、無伴奏ヴィオラ・ダ・ガンバのための組曲をフランス・ロココ風に再現してみたい。」という企てを実現したもの、その第2弾です。音楽の熱情を余さず記録する、電流伝送マイク(ピュアートレコーズ製)を使用したペアマイクステレオDSD録音。


[収録曲目]

  • 第1番 ト長調 BWV1007(無伴奏チェロ組曲第1番から編曲)
    1. プレリュード
    2. アルマンド
    3. クーラント
    4. サラバンド
    5. メヌエットI,II
    6. ジーグ
  • 第3番 ニ長調 BWV1009(無伴奏チェロ組曲第3番から編曲)
    1. プレリュード
    2. アルマンド
    3. クーラント
    4. サラバンド
    5. ブーレI,II
    6. ジーグ

[演奏者プロフィール]

宇田川貞夫 うだがわ さだお
横浜生れ。ヴィオラ・ダ・ガンバを大橋敏成氏に師事。1974年、ベルギー・ブリュッセル王立音楽院に留学。ヴィオラ・ダ・ガンバをヴィーラント・クイケン、室内楽をパウル・ドンブレヒトの両氏に師事。在学中、ヨーロッパ各地でコンサート、テレビ、ラジオ等に出演。1978年同音楽院をディプロマを得て卒業。帰国後は、リサイタルを始め、シリーズ演奏会、音楽祭などを企画するなどし、各地で多彩な演奏活動を展開している。現在、東京古楽集団主宰、東京モンテヴェルディ合唱団指揮者、セシル・レコード・プロデューサー。〈オフィシャルサイト〉


[使用楽器]

Andrea Castagneri, 1720-1730, Paris
a = 394 Hz Vallotti

Photograph by Kazuhiro Kobushi (Sony α7R + P.Angenieux 75mm f4.5 type U1 with helicoid adaptor)


[Recording Data]

録音日時・場所
2019年5月26日〜28日 Why nuts? ワイナッツ(千葉)
[ 5.6448MHz DSD Recording & 192kHz 24bit Editing ]
使用マイク
PureT Records 電流伝送型マイクロホン Schoeps MK2H 無指向性カプセル装着
設計・製作 : 毛利忠晴(ピュアートレコーズ)2018年バージョン
セッティング
Pair microphones A-B stereo
プリアンプ
PureT Records PT-CMP01
設計・製作 : 毛利忠晴(ピュアートレコーズ)2016年バージョン
レコーダー
TASCAM DA-3000
マスタークロック
Grimm Audio CC2
DSD to PCM converter
Weiss Saracon-DSD
  • Excutive Producer: Kazuhiro Kobushi 小伏和宏
  • Recording & Editing: Kazuhiro Kobushi 小伏和宏
  • Assistant Director: Rie Asaoka 浅岡理恵
  • Translation: Masaomi Yanagisawa 柳沢正臣
  • Cover design & Art works: Masako Saimura 才村昌子〈オフィシャルサイト〉
  • Special thanks : Kazumi Koyabu 小藪和美/Makoto Kano 狩野真

[録音のこだわり]

宇田川貞夫さんの無伴奏ヴィオラ・ダ・ガンバ組曲の第2弾です。前作は、大阪のアートコートギャラリーをお借りして収録しました。なかなか国内では望めないほどの素晴らしい音響を持つ建物で、素敵な音色で収録できていたのですが、会場のご都合で録音には使用できなくなったので、似た音響を持つ会場探しから始まりました。いろいろな方にお尋ねしたり、良いホールが有ると伺えば実際に音を聞きにホールへ足を運んだり、ほうぼう探し回っても求める素敵な音響を持つホールはなかなか見つかるものではありません。結局、千葉の八街市まで出かけることに。その甲斐あって、素晴らしい環境の中に建つ、これまた優れた音響のスタジオに出会うことができました。檜、松、レンガで構成されたメインスタジオは最大高9mの傾斜天井を持ち、緻密で深い残響を伴った美しい響きです。おかげで前作とほぼ同じ雰囲気の音色で収録することができました。
用いたマイクは前作同様、ショップスの高域弱補正無指向性カプセルMK2Hを付けた電流伝送マイクです。同様とはいえ、前作の時の初代から、第4世代へと進化していて音質はかなり向上しています。更にプリアンプも同じ造り手による、缶入りトランジスタを始めこだわりの高音質パーツで構成、電源回路にもこだわりを持った専用品です(詳細はRecordingのページの機材紹介をご覧ください)。マスタークロックにもオランダのGrimm AudioのCC2を導入し、前作以上の高音質・好音質を目指しました。例によって録ってからの音量も変更していませんが、ほぼフルスケールのダイナミックレンジで収録されています。弦と楽器の振動と会場の響きが手にとるようなリアリティで収録されています(宇田川さんの鼻息もね^^)。少し紛れ込んでいる空調ノイズですら、空気感を伴ったリアルな暗騒音として聞こえてきます。時々パタパタと言う音が目の前で聞こえてくるのは、指が指板の上で弦を押さえる音。こういう音は小さくて部屋の壁まで届かず、残響を伴わないためにすぐ近くに聞こえるのです。後から人工的な残響を加えた録音ではこういった音にまで残響が乗っているので、加工しているとすぐわかってしまいます。CDは高品質なHQCDで製造しています。通常のCDプレーヤーで高音質に再生できます。前作同様の熱い演奏をお楽しみください。
Photograph by Kazuhiro Kobushi (Panasonic LUMIX DMC-G7 + Leica D Vario-Elmar 14-150mm f/3.5-5.6 Asph. OIS with adaptor)