詳細情報
バッハとヘンデル の パルティータとソナタ
藤井皇子(フルート) 江口恭子(チェンバロ)
ALQ-4200 / 79min40sec Stereo / CD 2018年9月25日発売 税込¥2,420 販売:アルブレー扱い
JAN/EAN 4560205950075
解説:藤井皇子(日本語)
レコード芸術誌〈準推薦〉
ソロ、アンサンブルで活躍するフルーティスト、藤井皇子のファーストアルバム。名工ヘルムート・ハンミッヒの手になる銀管フルートで奏でるバッハとヘンデルの作品集。チェンバロとの美しい響き合いをお楽しみください。改良型金田式DCアンプマイクのステレオペアと2.8MHz DSDによる高品位録音です。
[収録曲目]
J.S.バッハ | |
1-4. | 組曲 ハ短調 BWV997 |
5-8. | 無伴奏フルートのためのパルティータ BWV1013 |
9-12. | フルートと通奏低音のためのソナタ ホ長調 BWV1035 |
G.F.ヘンデル | |
13-16. | フルートと通奏低音のためのソナタ ヘ長調 Op.1, Nr.11 HWV369 |
17-20. | フルートソナタ ロ短調 HWV376(ハレソナタ第3番) |
21-25. | フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調 Op.1, Nr.1a HWV379 |
[演奏者プロフィール]
藤井皇子 ふじいきみこ
京都市立堀川高等学校音楽科、同志社女子大学学芸学部音楽学科フルート専攻を経て渡独後、ハンブルガーコンセルヴァトリウム卒業。フルートを長山慶子、小久見豊子、峰岸壮一、大和田葉子、アストリート・シュメリング、福永吉宏の各氏に師事。室内楽をハンブルグ音楽大学教授のハインリッヒ-エバハルト・シュミッツ博士に師事。ドイツにてベルリン芸術大学のヴォルフガング・ズィゲマン教授、オーレル・ニコレ氏のマスタークラスを修了。2009年よりフルートデュオ・Mimoza(ミモザ)とフルートとピアノのトリオ・AMICALE(アミカーレ)で京都・滋賀を中心に本格的に演奏活動を始め、最近はフルートと弦楽器とのカルテット・Luce(ルーチェ)の一員として様々なジャンルでの演奏活動に取り組みながら後進の指導も行っている。2011年よりカールスルーエ音楽大学のレナーテ・グライス-アルミン教授のマスタークラスを受講しながら研鑽を積んでいる。2012年に恩師である福永吉宏氏と、同じ門下生の福代珠美氏とトリオでの演奏会を開催。2016年にソロリサイタル開催で好評を博し、2018年に京都・バッハ・ゾリステンとフルート協奏曲で協演するなどソロでも精力的に活動中。フルート教室Kirschträume(キルシュトロイメ: 夢桜)主宰。
藤井皇子オフィシャルホームページ
江口恭子 えぐちきょうこ
京都市立芸術大学音楽学部ピアノ専修卒業。第9回飯塚新人音楽コンクールピアノ部門第2位、第8回吹田音楽コンクールピアノデュオ部門第2位受賞。第1回かやぶき音楽堂ピアノデュオ連弾コンクール優勝。第4回‘万里の長城杯’国際音楽コンクールアンサンブル部門優秀賞受賞。ピアノを田中紘二、樋上由紀、故下村和子の各氏に、チェンバロを春山操氏に師事。ミュンヘン国立音楽大学夏期特別講座にてミヒャエル・シェーファー氏のレッスンを受講。これまでに大阪シンフォニカー、千里市民管弦楽団、京都・バッハ・ゾリステンとピアノ協奏曲を共演、4回のピアノデュオリサイタルを開催する。また、京都・バッハ・ゾリステンのバッハ作品の公演にもソロ、通奏低音奏者として数多く参加している。現在、京都・バッハ・ゾリステン メンバー、合唱団専属ピアニスト、近鉄文化サロン講師として幅広く活動。
[使用楽器]
フルート : Helmuth Hammig, Berlin, No.226 - silver
チェンバロ : Masahiro Adachi. Nagoya Japan 1998, after François-Étienne Blanchet Paris
[Recording Data]
- 録音日時・場所
- 2018年1月30日〜2月1日 泉佐野市立文化会館(エブノ泉の森ホール)小ホール
- [ 2.8224MHz DSD Recording & 174.6kHz 24bit Editing ]
- 使用マイク(ステレオペア)
- 改良型金田式DCアンプマイク Schoeps MK2H 無指向性カプセル装着
- 設計・製作 : 毛利忠晴 (PureT Records), 2013年, 2015年, 2017年改造
- セッティング
- Pair microphones A-B stereo
- プリアンプ
- PT-MPP02 改良型金田式DCアンプマイク専用 非平衡−平衡変換アンプ及び高品位電源
- 設計・製作 : 毛利忠晴 (PureT Records), 2017年
- レコーダー
- TASCAM DA-3000
- DSD to PCM converter
- Weiss Saracon-DSD
- マスタリング時マスタークロック
- Grimm Audio CC2
- Excutive Producer, Recording & Editing : Kazuhiro Kobushi 小伏和宏
- Artistic Producer : Yoshihiro Fukunaga 福永吉宏
- Assistant Director : Tomoko Yamana 山名朋子
- Flute regulation : Yuji Nohno 濃野雄二
- Herpsichord preparation : Masahiro Adachi 安達正浩
- Cover design : Waon Records Design Room
[録音のこだわり]
ヘルムート・ハンミッヒのフルートも、安達さんのチェンバロも、ともに独特の美しい音色を持つ楽器ですし、藤井さんと江口さんお二人だけでの演奏を魅力的に捉えるにはしっかりした空間表現が必要でしたので、マイクには改良型金田式DCアンプマイクを使いました。更に電源にはバランス型アイソレーショントランスを投入してクリーンで力強い電源を供給しています。録音セッションには間に合いませんでしたが、編集とマスタリングの際にオランダのGrimm AudioのマスタークロックCC2を導入し、タイミングの正しいデジタル信号として処理をしました。目標通り、とても繊細で美しい音質と、広い空間表現を得ることに成功しています。お二人の気持ちのこもった名演を楽しくお聞きいただけると思います。