詳細情報
TOHJIN classical guitarist
島崎陶人(ギター)
ALQ-4840 / 47min33sec Stereo / CD(HQCD) 2021年11月19日発売 税込¥3,000 JAN/EAN 4560205950129
イラスト:わだかなこ
音楽現代誌〈注目盤〉
独自のブリッジレスギターと独特な奏法(50以上の技)を駆使して奏でる孤高のギタリストによる全17曲の珠玉の名曲集。ブクレット全編にかわいいイラスト入りで、見て聴いて楽しめるギターソロアルバム。ワオンレコードのジャズ担当プロデューサが音質にこだわってリリースするクラシックアルバム。5.6MHz DSDペアマイク録音を無編集でCDフォーマットに落として仕上げた高音質CD(HQCD仕様)。
[収録曲目]
1. | ショパン | プレリュード 第7番 |
2. | ラモー | 2つのメヌエット |
3. | ソル | メヌエット Op.11-6 |
4. | タレガ | アルハンブラの想い出 |
5. | ソル | アンダンティーノ Op.32-1 |
6. | ソル | ワルツ Op.32-2 |
7. | ソル | 練習曲 第5番 Op.35-22 |
8. | トローバ | ロマンス『松』 |
9. | トローバ | ファンダンギーリョ |
10. | カタロニア民謡/リョベート編曲 | アメリアの遺言 |
11. | ポンセ | ガボット |
12. | クレスポ | ノルテーニャ |
13. | ヘンデル | サラバンド |
14. | グルック | バレー |
15. | アルベニス | アストリアス |
16. | バレーラ | 子守唄 |
17. | ロシア民謡/セゴビア編曲 | 小さな逸話 |
[ギター奏法について]
私のギター奏法は我流です。楽譜に沿ってただ忠実に演奏するのではなく、私が勝手に曲に付けた物語をイメージしながら「50以上の技」を駆使しながら演奏します。「50以上の技」とは、右利きの場合右手の指の動き(タッチ)に関する事柄が中心ですが、50年以上に亘る私の演奏経験と教育指導等を通じて発見・開発してきたもので、生徒との合作もあります。又、物語は毎回違うので演奏もその度に違ったものになりますので、極めて即興性を帯びたものになります。
「50以上の技」をこの限られた紙面で具体的にご説明することは不可能ですから、CDをお聴きになられて、私のギター演奏に少しでもご興味を持たれたのならば、是非私のホームページ等で「50以上の技」に関する文書・画像をご覧になってください。きっと新しい発見があると思います。 ※ブクレットより [ホームページ]
Photography by Takashi Oka
[使用楽器]
私が使用するギターは1962年製のラミレス(表面板は松)ですが、改造・調整しています。 改造・調整自体も私のギター奏法に於ける非常に重要な要素であり、前述の「50以上の技」の一つです。音の立ち上がりの良さや豊かな倍音等を得るために、ギター本体のサドル部分のみ残してブリッジは取り除き、表面板に6つの小さな穴を空けて弦を通し、表面板の裏で私が製作に関わったスーパーチップを使って弦を固定しています。これにより、弦の振動がギター本体に直接伝わるようにしています。他の部分にもいろいろと手を加え、調整してあります。私が行った改造はクラシック・ギターにおいては大胆なことかも知れませんが、アコースティック・ギター(フォーク・ギター)も表面板とピンで弦を固定する構造になっていますし、フェンダーのエレクトリック・ギターのテレキャスターモデルはもともとギター本体の裏で弦を固定する(裏通し)構造になっています。理由は弦振動を効率的に本体に伝えるためと考えられます。
※ブクレットより
[Recording Data]
- 録音日時・場所
- 2020年9月28日,30日 芦屋ルナ・ホール(兵庫県芦屋市)
- [ 5.6448MHz DSD Recording & Editing ]
- 使用マイク(ステレオペア)
- PELUSO MICROPHONE LAB P-87
- セッティング
- Pair microphones A-B stereo
- プリアンプ
- Vacuum tube 2ch preamplifier hand-made by Shunya Sato 佐藤俊哉
- ADコンバータ&マスタークロック
- Mytek Digital Brooklyn ADC
- レコーダー
- TASCAM DA-3000
- Executive Producer : Kazuhiro Kobushi 小伏和宏
- Recording Producer & Mastering : Shinichiro Isomura 磯村信一郎
- Recording : Shinji Higashiura 東浦信二
- Illustration: Kanako Wada わだかなこ
- Photography : Takashi Oka 岡タカシ
- Cover design : Masako Saimura 才村昌子