詳細情報
グリーン・リトル・アイランド
アイルランドとスコットランドの伝統音楽とバロック音楽
守安 功(フルート、ホイッスル、コンサーティーナ)
守安雅子(アイリッシュ・ハープ、コンサーティーナ)
WAONCD-070 / 54min Stereo / CD 2007年5月4日発売 オープンプライス JAN/EAN 4560205956077
解説:守安 功(日本語、英語)
レコード芸術誌〈準特選〉 CDジャーナル誌〈イチ押し〉
今までにない視点から、アイルランドとスコットランドの300年間にわたる音楽の魅力に迫るアルバムです。口承で伝えられてきた音楽の真髄に触れてみて下さい。
[収録曲目]
- アイルランドのバロック音楽
- Carolan's Maggot - George Brabazon First Air - George Brabazon Second Air
- The Seas are Deep
- Mr Connor
- Daniel Kelly
- Radara meen Chusogh
- Ta me ma Chulla's na doushe me
- スコットランドのバロック音楽
- Drunken Wives of Carlisle
- Johnnie Faa
- Highland Laddie
- Saw na ye my Peggy
- 20世紀のスコットランドの音楽 フィル・カンニガム作品
- Finlay M. MacRae
- When Summer Ends
- 19世紀のアイルランドの音楽 ジェイムズ・グッドマン・マニュスクリプトより
- The Blackbird
- The Green Little Island
- The Soft Deal Board
- アイルランドの伝統音楽
- An Phis Fhliuch
- John O'Loughlin's - Ballyknock Rambler
- Mickey Finn's
- The Coming of Spring - The Burning Breaks
- Twin Towers
- The Porthole of the Kelp - The Maids of Michelstown
- Kilnamona Barndance
[演奏者プロフィール]
守安 功 もりやす いさお
桐朋学園大学古楽器科卒業、同研究科修了。在学中、第10回全日本リコーダーコンクール独奏部門において、最優秀賞及び朝日放送賞を受賞。また、江戸里神楽四代目家元若山胤雄に日本の笛と太鼓を師事し、国指定重要無形文化財江戸里神楽若山社中囃子方として活躍する。国立音楽大学を経て、現在、桐朋学園芸術短期大学講師。アイルランドの音楽、ダンス、文化などについての著訳書7冊。
守安 雅子 もりやす まさこ
アイルランドで出会った音楽家たちの演奏に魅了され、アイルランドの伝統音楽の演奏を始める。現地の多くの名人たちから、コンサーティーナとアイリッシュ・ハープを学ぶ。夫の功とともに、アイルランドにて2枚のアルバムを制作する。その活動は、2002年、アイルランド国営放送で、ドキュメンタリー番組として放映された。
[使用楽器]
アイリッシュ・ハープ Paddy Cafferky (2005) / コンサーティーナ Jungen Suttner (2005)
ホイッスル Susato / フルート Martin Doyle (2003)、Eamon Cotter (1998)
[Recording Data]
- 録音日時・場所
- 2007年1月19日、20日 神奈川県立相模湖交流センター
- [ 2.8224MHz DSD Recording & 96kHz 24bit Editing ]
- 使用マイク(ステレオペア)
- MBHO MBP604/KA100LK
- セッティング
- Pair microphones A-B stereo
- プリアンプ
- Millennia HV-3C type I
- レコーダー
- TASCAM DV-RA1000
- マスタークロック
- Rosendahl nanosyncs
- DSD to PCM converter
- DCS 974
- Excutive Producer, Recording & Editing : Kazuhiro Kobushi 小伏和宏
- Assistant Director : Yoko Ayabe 綾部曜子
- Translation : Isao Moriyasu 守安 功 / Gráinne Hambly
- Cover design & Art works : Masako Saimura 才村昌子〈オフィシャルサイト〉
[録音のこだわり]
今回の録音は手法的には特別なことは何もしていません。ただ、二人の音像をくっきり描くのではなく、渾然一体となったハーモニーとなるようにセッティングしています。さらに、同じ二人によるターロック・オキャロラン作品全集の方とは明確に音質差を持たせるようにしました。ターロック・オキャロラン作品全集<第1巻>と合わせて聞いていただければ、同じ収録会場での異なった響きをお楽しみいただけるでしょう。
今回使ったマイクアンプは他社レーベルから依頼の仕事では結構レギュラーなのですが、ワオンレコードとしては初お目見えです。クラシック音楽の収録では世界中で良く用いられているMillennia Music and Media SystemsのHV-3C(type I)です。フルートやホイッスルの音を細くせず、厚みのあるハーモニーを録るための選択でしたが、思惑通りの結果になったと思います。