詳細情報
パリの鐘の音 ルイ・クープラン
上尾直毅(チェンバロ)
WAONCD-580 / 74min Stereo / CD(HQCD) 2024年10月17日発売 オープンプライス JAN/EAN 4560205956589
WAONCD-580 / 〜Hi-Res 2024年11月15日配信開始 JAN/EAN 4560205956589
Apple Music / iTunes 2024年10月17日配信開始 / Naxos Music Library Japan 2024年11月15日配信開始
WAONCD-580G(海外版) / 〜Hi-Res 2024年11月15日配信開始 JAN/EAN 4560205958484
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解説:上尾直毅(日本語、英語)
Stereo誌「この音を聴け!」〈今月の一番!〉 高崎素行氏選
鍵盤音楽への深い造詣と高い演奏技術を持つ上尾直毅が、17世紀に好まれた楽器を想定し、フレミッシュ=フレンチ型8'+4'の1段鍵盤チェンバロを用いて、早世した天才 ルイ・クープランの名曲を、繊細に、大胆に、麗美に演奏しています。カスタムメイドの電流伝送マイクと5.6MHz DSDによる高音質録音です。
[収録曲目]
ルイ・クープラン
- 組曲ニ短調
- 前奏曲
- アルマンド
- クーラント
- カナリー
- ヴォルト
- 牧歌
- シャコンヌ
- ガヴォット
- 組曲ヘ長調
- 前奏曲
- 荘厳なアルマンド
- クーラント
- サラバンド
- バスクのブランル
- ガリアルド
- シャコンヌ
- 16. パヴァーヌ
- 組曲イ短調
- 前奏曲
- 愛らしいアルマンド
- クーラント「かわいい子」
- サラバンド
- サラバンド
- ピエモンテ人
- ポワトーのメヌエットと変奏
- 24. パリの鐘
[演奏者プロフィール]
上尾直毅 うえお なおき
東京藝術大学器楽科ピアノ専攻卒業。山梨の第6回古楽コンクール旋律楽器部門で「通奏低音賞」を受賞する。チェンバロを山田貢、鈴木雅明、渡邊順生の各氏に師事。卒業後オランダに渡り、チェンバロをグスタフ・レオンハルト、アンネッケ・アウテンボッシュの両師に師事、続いてフォルテピアノをスタンリー・ホーホランド氏に師事しそれぞれソリストディプロマを得て卒業。オランダではデン・ハーグ王立音楽院古楽器科の伴奏員、オランダ室内管弦楽団のチェンバロ奏者などを勤めた。現在、国内を中心に数々の演奏会や録音などで活躍している。2017年には上野学園大学が所蔵するオリジナルのタンゲンテンフリューゲル(タンジェントピアノ)を用い、鈴木秀美率いるオーケストラ・リベラ・クラシカと共にモーツァルトのピアノ協奏曲第9番《ジェノミ》を演奏し、この公演の模様はNHK「クラシック音楽館」で放映され好評を博した。雑司ヶ谷「拝鈍亭」にて2012年から行ってきたハイドンの「鍵盤独奏作品全曲演奏会」と「ピアノトリオ全曲演奏会」(オリジナル楽器による)をそれぞれ2021年、2023年に完結した。2021年にアカデミア・ミュージック社から刊行されたバロック時代の伴奏法のための教則本「通奏低音の練習」は高い評価を得ている。
[使用楽器]
Single manual Flemish-French Harpsichord by
Toshiya Nogami (Yamanashi, 2001) AA-d3 (8’+4’),
Owned by “3F ongaku-sitsu” in Sendagaya, Tokyo.
[Recording Data]
- 録音日時・場所
- 2023年6月14日〜16日 茅野市民館コンサートホール
- [ 5.6448MHz DSD Recording & 192kHz 24bit Editing ]
- 使用マイク(ステレオペア)
- PureT Records 電流伝送型マイクロホン Schoeps MK2S 無指向性カプセル
- 設計・製作 : 毛利忠晴(ピュアートレコーズ)2018年バージョン
- セッティング
- Pair microphones A-B stereo
- プリアンプ
- PureT Records PT-CMP01
- 設計・製作 : 毛利忠晴(ピュアートレコーズ)2016年バージョン
- ADコンバータ
- Mytek Digital Brooklyn ADC
- レコーダー
- TASCAM DA-3000
- マスタークロック
- Grimm Audio CC2
- AC電源コンディショナ
- Waon BIT-15 Balance Power Supply
- DSD to PCM converter
- Weiss Saracon-DSD
- Excutive Producer, Recording & Editing : Kazuhiro Kobushi 小伏和宏
- Assistant Director : Yura Kato 加藤友来/Manaka Mochida 持田真花
- Cover Design & Art Works : Masako Saimura 才村昌子
- Tramslation : Masaomi Yanagisawa 柳沢正臣
[録音のこだわり]
収録の話が急に進み、スケジュールも結構ピンポイントな状態でしたので、使い慣れたホールには空きがあなく、初めて使わせていただくホールでの収録となりました。 初めてとはいえ、グランドピアノなどの収録で使われていることは知っていましたので、闇雲に決めたわけではありません。 実際によくできた空間で、鍵盤ソロにはとてもふさわしい響きと容積を持ったホールでした。スタッフの方々がとても親切であったことも印象的。 ただ、施設としての設備稼働音、ホール前の道路の騒音、また近くを通るJRの振動などがわずかながら聞こえてきました。 これらの音が暗騒音として楽音と同様に収録されてしまっています。最近のプラグインでこう言った暗騒音を取り除く優秀なものがありはするのですが、 どうしてもチェンバロの減衰音に影響が出てしまうために、あえて取り除く処理をしていません。 それに、もしこの暗騒音が気になる様であれば、それは再生音量がやや大きいと思われます。 1段鍵盤のフレミッシュ=フレンチですので、基本的に大きな音の楽器ではありません。暗騒音が気にならないくらいの音量でお聞きになるのが本来の音量音質です。 最後のトラックが一番音が大きい上に、楽器のダンパーあげっぱなしでの演奏ですから、音量の上げ過ぎにはくれぐれもご用心。 CDフォーマットでも十分に美しい音で収録できていますが、Hi-resではさらに倍音が澄んで美しいです。もしHi-resの再生環境をお持ちでしたら、配信のHi-res音源でもお楽しみ下さい。