詳細情報
魂と肉体の別れ ターロック・オキャロラン作品全集 第1巻
守安 功(フルート/ホイッスル) 守安雅子(アイリッシュ・ハープ)
WAONCD-6010 / 58min Stereo / CD 2007年6月1日発売 オープンプライス JAN/EAN 4560205959016
解説:グローニャ・ハンブリー、守安 功(日本語、英語)
レコード芸術誌〈準特選〉 音楽現代誌〈推薦〉
CDジャーナル 2007 My Best 5 江波戸昭氏選 AUDIO BASIC誌「高音質ディスク聴きまくり」高崎素行氏選
アイルランドを代表する最も重要な作曲家で、盲目のハープ奏者でもあったターロック・オキャロラン(1670-1738)の全作品を紹介するシリーズの第1巻です。世界初収録の曲も含まれます。ぜひお楽しみ下さい。
CDジャーナル誌レギュラー筆者100人による2007年私のベスト5において、江波戸昭氏が選ぶベスト5の第2位に選ばれました。
[収録曲目]
- John Peyton
- Counsellor Dillon
- Mrs. Bermingham First Air & Second Air
- The Two William Davises
- Bridget Cruise First Air
- Bridget Cruise Second Air
- Hugh Kelly
- Henry MacDermott Roe Third Air
- The Honourable Thomas Burke
- Planxty Sweeny
- Mrs. Garvey First Air
- Mrs. Garvey Second Air
- Mable Kelly
- Planxty Scott
- Mrs. Edwards
- Richard Cusack
- Farewell to Lough Neaghe
- Miss Crofton
- Blind Mary
- Edward Corcoran
- Nancy Cooper First Air & Second Air
- Edward Dodwell
- James Crofton
- James Plunkett
- Mrs. Delany
- Catherine Martin
- William Eccles
- Lady St. John
- Lady Gethin
- Mrs. Cole
- Mrs. Waller
- Separation of Soul and Body
- Lament for Terence MacDonough
[演奏者プロフィール]
守安 功 もりやす いさお
桐朋学園大学古楽器科卒業、同研究科修了。在学中、第10回全日本リコーダーコンクール独奏部門において、最優秀賞及び朝日放送賞を受賞。また、20代は江戸里神楽四代目家元若山胤雄に日本の笛と太鼓を師事し、国指定重要無形文化財江戸里神楽若山社中囃子方として活躍する。現在は、アイルランド音楽の演奏と研究に専念している。アイルランドの音楽、ダンス、文化などについての著訳書7冊。
守安雅子 もりやす まさこ
アイルランドで出会った音楽家たちの演奏に魅了され、アイルランドの伝統音楽の演奏を始める。現地の多くの名人たちから、コンサーティーナとアイリッシュ・ハープを学ぶ。夫の功とともに、アイルランドにて2枚のアルバムを制作する。その活動は、2002年、アイルランド国営放送で、ドキュメンタリー番組として放映された。
[使用楽器]
フルート Martin Doyle (2003&2005)、Eamon Cotter (1998)
ホイッスル Susato
アイリッシュ・ハープ Paddy Cafferky (2005)
[Recording Data]
- 録音日時・場所
- 2007年1月17日、18日 神奈川県立相模湖交流センター
- [ 2.8224MHz DSD Recording & 96kHz 24bit Editing ]
- 使用マイク(ステレオペア)
- MBHO MBP604/KA1100K
- セッティング
- Pair microphones A-B stereo
- プリアンプ
- Millennia HV-3C type I
- レコーダー
- TASCAM DV-RA1000
- マスタークロック
- Rosendahl nanosyncs
- DSD to PCM converter
- DCS 974
- Excutive Producer, Recording & Editing : Kazuhiro Kobushi 小伏和宏
- Assistant Director : Yoko Ayabe 綾部曜子
- Cover design & Art works : Masako Saimura 才村昌子〈オフィシャルサイト〉
[録音のこだわり]
数年間続くこの全集をできるだけ良い音で、また統一した音色で録っていきたいと考えて、この時見学に来られていたトーンマイスターの濱瀬祥さんに色々アドバイスもいただきながらいくつかのセッティングを試みたものの、結局行き着いた先は最もオーソドックスなものでした。写真をご覧になっての通り手法的には特別なことは何もしていません。二人の演奏が渾然一体となったハーモニーとなるようにセッティングしています。ワンポイントステレオ収録ならではのシンプルな響きの中でお二人の演奏を充分楽しんでいただけると思います。マイクには、あまり分析的になりすぎず柔らかい音に録れるMBHOの小径振動板のものを用い、マイクアンプは音が細くならずに厚いハーモニーを録ることのできるMillenniaのHV-3C(type I)を使いました。編集はdcs974を通してDSDから96kHz,24bit PCMに変換してWaon DAW mkIIIに取り込んで行っています。マスターまでこのデータ形式です。最終的にマスターディスクに書きだす時点で再びdcs974でCDフォーマットに変換しています。