詳細情報
妖精の女王 ターロック・オキャロラン作品全集 第2巻
守安 功(フルート/ホイッスル) 守安雅子(アイリッシュ・ハープ)
WAONCD-6020 / 69min Stereo / CD 2008年5月20日発売 オープンプライス JAN/EAN 4560205959023
解説:グローニャ・ハンブリー、守安 功(日本語、英語)
レコード芸術誌〈準特選〉 音楽現代誌〈推薦〉
アイルランドを代表する最も重要な作曲家で、盲目のハープ奏者でもあったターロック・オキャロラン(1670-1738)の全作品を紹介するシリーズの第2巻です。世界初収録の曲も含まれます。第1巻ともどもぜひお楽しみ下さい。
[収録曲目]
- Daniel Kelly
- Dr. Delany
- The Fairy Queen
- The Seas are Deep
- All Alive
- Kean O'Hara Second Air
- Thomas Morres Jones, or Bumper Squire Jones
- Mrs MacDermott Roe
- Tobias Peyton
- Squire Parsons
- Mrs. Garvey First Air
- George Reynolds
- Port Gordon
- Mr. Waller
- Sir Festus Burke
- John O'Reilly First Air
- Donal O'Brien
- Mrs. O'Connor
- Irish Galloway Tom
- Carolan's Farewell
- Robert Jordan
- Planxty O'Rourke Second Air
- Carolan's Devotion
- Planxty O'Neill
- Ode to Whiskey
- Carolan's Draught
- The Landlady
- One Bottle More
- Carolan's Quarrel with the Landlady
- David Power
- The Fairy Queen
- Sir Ulick Burke
- Lament for Sir Ulick Burke
[演奏者プロフィール]
守安 功 もりやす いさお
桐朋学園大学古楽器科卒業、同研究科修了。在学中、第10回全日本リコーダーコンクール独奏部門において、最優秀賞及び朝日放送賞を受賞。また、20代は江戸里神楽四代目家元若山胤雄に日本の笛と太鼓を師事し、国指定重要無形文化財江戸里神楽若山社中囃子方として活躍する。現在は、アイルランド音楽の演奏と研究に専念している。アイルランドの音楽、ダンス、文化などについての著訳書7冊。
守安雅子 もりやす まさこ
アイルランドで出会った音楽家たちの演奏に魅了され、アイルランドの伝統音楽の演奏を始める。現地の多くの名人たちから、コンサーティーナとアイリッシュ・ハープを学ぶ。夫の功とともに、アイルランドにて2枚のアルバムを制作する。その活動は、2002年、アイルランド国営放送で、ドキュメンタリー番組として放映された。
[使用楽器]
フルート Martin Doyle (2003&2005)、Eamon Cotter (1998)
ホイッスル Susato
アイリッシュ・ハープ Paddy Cafferky (2005)
[Recording Data]
- 録音日時・場所
- 2008年1月10日、11日 神奈川県立相模湖交流センター
- [ 2.8224MHz DSD Recording & 96kHz 24bit Editing ]
- 使用マイク(ステレオペア)
- MBHO MBP604/KA1100K
- セッティング
- Pair microphones A-B stereo
- プリアンプ
- Millennia HV-3C type I
- レコーダー
- TASCAM DV-RA1000
- マスタークロック
- Rosendahl nanosyncs
- DSD to PCM converter
- DCS 974
- Excutive Producer, Recording & Editing : Kazuhiro Kobushi 小伏和宏
- Assistant Director : Yoko Ayabe 綾部曜子
- Cover design & Art works : Masako Saimura 才村昌子〈オフィシャルサイト〉
[録音のこだわり]
数年間続くこの全集をできるだけ統一した音色で録っていきたいと考えて、第1巻の収録時にはセッティングをしっかり記録して寸分たがわないセッティングを再現できるように準備していました。しかし1年経って、守安夫妻の演奏を聴くと、驚くほど細かいニュアンスを出されるようになってきているのです。さらに守安さんのフルートの音の飛びだす方向がやや上向きになっていました。ニュアンスを出すために息の量が減ったためではないかと思います。第1巻のと同じセッティングはさっさとあきらめて、このこまやかなニュアンスを充分にとらえられるようにマイクカプセルをラージダイアフラムのKA1100Kに変え、ポジションと守安さんの座る高さも再調整しました。また、いつも使っているマイクスタンドの下のソルボセインのインシュレーターも今回に関しては無いほうがニュアンスに対する反応が良かったのではずしました。そのかわり守安さんの足音がいっぱい入っていますが.....。これ以外の機材は第1巻と同じです。結果的に第1巻よりもより楽しんでいただける音が録れたと思います。