詳細情報
プリンセス・ロイヤル ターロック・オキャロラン作品全集 第4巻
守安 功(フルート/ホイッスル) 守安雅子(アイリッシュ・ハープ)
WAONCD-6040 / 63min Stereo / CD 2009年11月3日発売 オープンプライス JAN/EAN 4560205959047
解説:グローニャ・ハンブリー、守安 功(日本語、英語)
レコード芸術誌〈準特選〉 音楽現代誌〈推薦〉
アイルランドを代表する最も重要な作曲家で、盲目のハープ奏者でもあったターロック・オキャロラン(1670-1738)の全作品を紹介するシリーズの第4巻です。アイルランドの名人と言われた農夫から守安さんが直接教えを受けた、残された楽譜とは異なるヴァージョンの演奏も収録。
[収録曲目]
- Mrs. Maxwell First Air
- Dr. John Hart, Bishop of Achonry
- Young Catherine
- Loftus Jones
- Lay Your Dear Head (Cuir Do Cheann Dileas)
- Pleasant Regal Young Lady
- Luke Dillon
- Thomas Judge, or Carolan's Frolic
- Mrs. Fallon
- Fanny Dillon
- The Generous Woman
- Planxty Burke
- Carolan's Ramble to Cashel
- Colonel O'Hara
- Mr. O'Connor
- Mr. O'Connor (Jig)
- Miss MacDermott, or The Princess Royal
- Dermot O'Dowd
- Sir Charles Coote
- George Brabazon First Air
- George Brabazon Second Air
- Mrs. Costello
- Baptist Johnston
- Dolly MacDonough
- My Dermot
- O Black Sorrow (Uillagan Dubh O)
- Mrs. Farrell
- Major Shanly
- The Princess Royal
- Carolan's Maggot
- Robert Hawkes
- Bridget Cruise Fourth Air
- The Clergy's Lamentation
[演奏者プロフィール]
守安 功 もりやす いさお
桐朋学園大学古楽器科卒業、同研究科修了。在学中、第10回全日本リコーダーコンクール独奏部門において、最優秀賞及び朝日放送賞を受賞。また、20代は江戸里神楽四代目家元若山胤雄に日本の笛と太鼓を師事し、国指定重要無形文化財江戸里神楽若山社中囃子方として活躍する。現在は、アイルランド音楽の演奏と研究に専念している。アイルランドの音楽、ダンス、文化などについての著訳書7冊。
守安雅子 もりやす まさこ
アイルランドで出会った音楽家たちの演奏に魅了され、アイルランドの伝統音楽の演奏を始める。現地の多くの名人たちから、コンサーティーナとアイリッシュ・ハープを学ぶ。夫の功とともに、アイルランドにて2枚のアルバムを制作する。その活動は、2002年、アイルランド国営放送で、ドキュメンタリー番組として放映された。
[使用楽器]
フルート Martin Doyle (2004&2005) Eamon Cotter (2003) Hammy Hamilton (2002)
ホイッスル Susato
アイリッシュ・ハープ Paddy Cafferky (2005)
[Recording Data]
- 録音日時・場所
- 2009年4月21日~23日 神奈川県立相模湖交流センター
- [ 2.8224MHz DSD Recording & 96kHz 24bit Editing ]
- 使用マイク(ステレオペア)
- MBHO MBP604/KA1100K
- セッティング
- Pair microphones A-B stereo
- プリアンプ
- Millennia HV-3C type I
- レコーダー
- TASCAM DV-RA1000
- マスタークロック
- Rosendahl nanosyncs
- DSD to PCM converter
- DCS 974
- Excutive Producer, Recording & Editing : Kazuhiro Kobushi 小伏和宏
- Assistant Director : Yoko Ayabe 綾部曜子
- Cover design & Art works : Masako Saimura 才村昌子〈オフィシャルサイト〉
[録音のこだわり]
第4巻は、今までの3つの巻の録音セッションよりも1日多く使って収録しました。それはもちろん守安夫妻の思い入れがそれだけ大きかったからです。この第4巻にはかつて守安夫妻が1年の半分近くをアイルランドで過ごしていたころ、とても親しくしていた農夫の方から直接教えてもらった、楽譜に残されているのとは異なるバージョンの曲がいくつか収められているのです。セッションでの演奏は、だからとても熱のこもったものでした。録音のセッティングは、シリーズ全巻を通じての統一性を考えて大きく変えることはできませんが、その熱演を少しでもお伝えできるように、ミリ単位でマイクの位置や向きを調整しました。この熱気を少しでも感じていただければ幸いです。