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WAON RECORDS



詳細情報

ジャケットイメージ

コンセールによるゴルトベルク変奏曲 Goldberg Variations en Concert

ジュゴンボーイズ(古楽デュオ)[ 山本 徹(5弦チェロ) 根本卓也(チェンバロ/トランスクリプション)]
本村睦幸(リコーダー)

WAONCD-620 / 71min Stereo / CD(HQCD) 2026年4月17日発売 オープンプライス JAN/EAN 4560205956626
WAONCD-620 / 〜Hi-Res 2026年4月17日配信開始 JAN/EAN 4560205956626
 Apple Music / iTunes 2026年4月17日配信開始 / Naxos Music Library Japan 2026年5月1日配信開始
WAONCD-620G(海外版) / 〜Hi-Res 2026年4月17日配信開始 JAN/EAN 4560205958538
 ※配信サービスの料金は、各配信サービスのサイトでご案内をご確認下さい。

解説:根本卓也/本村睦幸(日本語、英語)

バッハの名曲「ゴルトベルク変奏曲」を根本卓也が室内楽形式にトランスクリプト(コンセール化)。5弦の小ぶりなチェロと2段鍵盤チェンバロを巧みに操るジュゴンボーイズ、多彩なリコーダーを吹き分ける本村睦幸のエッジの効いた濃密なアンサンブルによって、一気に聞き通せる名曲集となる。カスタムメイドDCアンプマイクとDSDによる高音質録音、出川式電源を導入した高音質マスタリングです。


[収録曲目]

  1.  アリア
  2.  変奏1
  3.  変奏2
  4.  変奏3 同度のカノン
  5.  変奏4
  6.  変奏5
  7.  変奏6 2度のカノン
  8.  変奏7
  9.  変奏8
  10.  変奏9 3度のカノン
  11.  変奏10 フゲッタ
  12.  変奏11
  13.  変奏12 4度のカノン
  14.  変奏13
  15.  変奏14
  16.  変奏15 5度のカノン・アンダンテ
  17.  変奏16 序曲
  18.  変奏17
  19.  変奏18 6度のカノン
  20.  変奏19
  21.  変奏20
  22.  変奏21 7度のカノン
  23.  変奏22 アラ・ブレーヴェ
  24.  変奏23
  25.  変奏24 8度のカノン
  26.  変奏25 アダージョ
  27.  変奏26
  28.  変奏27 9度のカノン
  29.  変奏28
  30.  変奏29
  31.  変奏30 クォドリベット
  32.  アリア
  33.  アリア(ボーナストラック)

    演奏ピッチ:a’=415


[演奏者プロフィール]

ジュゴンボーイズ(The Jugong Boys)
東京藝術大学同期のぽっちゃり二人組が、各々ヨーロッパ留学を終えて再会した2014年、おフランスの香りただようバロック音楽をお届けする べく結成したデュオ。ネーミングの由来は「演奏だけ聴けばジュノンボーイのようにイケているのに、そこにいるのはジュゴンのような体型の二人」とい うことで、ジュノンボーイ+ジュゴン=ジュゴンボーイズ。ギンガムチェックのシャツに蝶ネクタイがトレードマーク。キャッチフレーズは「目を閉じればイケメン!」

山本 徹(5弦チェロ)
東京藝術大学大学院古楽専攻、チューリヒ芸術大学修了。チェロを土肥敬、河野文昭、北本秀樹、鈴木秀美、ルール=ディールティーンスの 各氏に師事。東京藝術大学バッハカンタータクラブにて小林道夫氏の指導のもと研鑽を積む。 2008年第16回ライプツィヒ国際バッハ・コンクール第2位、2011年ブルージュ国際古楽コンクール審査員賞、ファン・ヴァッセナール国際コンクール優勝。 2010年度文化庁新進芸術家海外研修員、2011年度ロームミュージックファンデーション奨学生。 バッハ・コレギウム・ジャパン、オーケストラ・リベラ・クラシカなど主要な国内外のオリジナル楽器オーケストラのメンバーとして定期公演・録音・ 海外ツアーに多数参加する。根本卓也氏との「ジュゴンボーイズ」、また渡辺祐介氏らと創設した「オルケストル・アヴァン=ギャルド」の理事お よび首席チェロ奏者、圓谷俊貴氏主宰「プロムジカ使節団」の首席チェロ奏者・インスペクターも務める。 2006 年に第2 位受賞の国際古楽コンクール<山梨>では2017年に審査員を務める。東京藝術大学での集中講義「古楽器概論」、シンガ ポール国立大学音楽院でのマスタークラスなど後進の指導とオリジナル楽器の普及にも力を入れている。2025年4月より東京藝術大学古楽科講師。

根本卓也(チェンバロ)
東京藝術大学大学院修士課程(指揮専攻)修了。在学中に故・若杉弘氏に、英・独・仏・伊・羅・露・チェコ語に至るまで、あらゆる舞台作品 を原語で解する類稀な才能を見出されて以来、新国立劇場オペラ部門音楽スタッフとして年間を通して公演に寄与する傍ら、東京二期会・OMF・ ニッセイオペラなど、国内の主要団体で合唱指揮・ディクションコーチ・作品レクチャーなど多岐にわたり活躍。業界の屋台骨として欠く べからざる存在となっている。また、フランス国立リヨン高等音楽院で通奏低音のディプロマを取得。バロック・チェロ奏者 山本 徹 とのデュオ 「ジュゴンボーイズ」などでチェンバロ奏者として活動するほか、作曲家としての顔も持つ。これまでにオペラ2作品《景虎~ 海に消えし夢》 (2018)《寡婦アフロディシア》(2021)、カンタータ《臨死船》(2016)ほか、声楽作品を中心に発表している。2024年1月には静岡県舞台芸 術センター(SPAC)で舞台《ばらの騎士》の音楽監督を務め、新たな分野への挑戦も止むことがない。

本村睦幸(リコーダー)
アムステルダム・スヴェーリンク音楽院卒。W. ファン・ハウエらに師事。アムステルダムを拠点とする十余年にわたる活動を経て、2001年に帰国。 アルバム「無伴奏リコーダー600年の旅」に聴かれるように、14世紀から現代作品に至る広いレパートリーを持つが、近年は、バロック時代に特に リコーダーが楽器指定されている曲を、当時の楽器の特性を活かした演奏表現によって魅力を引き出すことに邁進している。その一端は 「ナポリのリコーダーコンチェルト」や「リコーダーによるオトテール作品集」等で聴くことができる。 その一方で、リコーダー以外の楽器のために書かれて、当時のリコーダーのリコーダー奏者が演奏していたとは考えにくい作品を新たなリコーダー レパートリーとして取り上げる試みも多い。「フランスバロック・ソナタの展翅」でのマレの〈マレ風ソナタ〉もその一例で、今回の〈ゴルトベルク 変奏曲〉もそういう試みの一つである。これらのアルバムは、すべて各社の音楽配信サービスでも聴くことができる(Mutsuyuki Motomura で検索)。


[使用楽器]

  • d’’管リコーダー : 斉藤文誉(アムステルダム/東京)ステインズビーJr.モデル [track 8, 9, 24, 25]
  • c’’管リコーダー : 斉藤文誉(アムステルダム/東京)テルトンモデル [track 2, 5, 13, 18, 20]
  • g’管リコーダー : 斉藤文誉(アムステルダム/東京)ブレッサンf’管縮小モデル [track 2, 9]
  • f’管リコーダー : 斉藤文誉(アムステルダム/東京)ブレッサンモデル [track 19, 23, 26]
  • d’管リコーダー : 斉藤文誉(アムステルダム/東京)ブレッサンf’管拡大モデル [track 1, 4, 6, 10, 11, 14, 15, 17, 21, 26, 27, 29, 30, 31, 32, 33]
  • c’管リコーダー : 平尾清治(横浜)ハーカモデル [track 3, 12, 16, 22, 28]

  • チェロ : 作者不詳(18世紀後半ドイツ)/弓 : パウル・エレラ(東京 2017)
  • 2段鍵盤チェンバロ:野神俊哉(山梨)フレンチタイプ

[Recording Data]

録音日時・場所
2024年6月11日〜13日 品川区立五反田文化センター 音楽ホール
[ 5.6448MHz DSD Recording & 192kHz 24bit Editing ]
使用マイク(ステレオペア)
DCアンプマイク(改良型金田式) Schoeps MK2H 無指向性カプセル装着
設計・製作 : 毛利忠晴(ピュアートレコーズ), 2013年作, 2018年改造型
セッティング
Pair microphones A-B stereo
プリアンプ
PT-MPP02 DCアンプマイク専用 非平衡−平衡変換アンプ及び高品位電源
設計・製作 : 毛利忠晴(ピュアートレコーズ), 2017年
ADコンバータ
Mytek Digital Brooklyn ADC 直流電源に出川式電源モジュール使用
レコーダー
TASCAM DA-3000
マスタークロック
Grimm Audio CC2
AC電源コンディショナ
Waon BIT-15 Balance Power Supply
DSD to PCM converter
Weiss Saracon-DSD
  • Executive Producer, Recording & Editing : Kazuhiro Kobushi 小伏和宏
  • Assistant Director :
    Aya Fukuma 福間 彩 / Rieko Ikeda 池田梨枝子 / Mariko Suzuki 鈴木万里子 / Eriko Ogawa 小川恵利子
  • Harpsichord Technician and Tuning : Toshiya Nogami 野神俊哉

  • English Translation : David Sprague デイビッド・スプレイグ
  • Photograph : Lyuta Ito 伊藤粒太 (Studio LASP) / Kazuhiro Kobushi 小伏和宏
  • Cover Design & Editorial : Masako Saimura 才村昌子〈オフィシャルサイト〉

  • Sponsored by I.Y.management

[録音のこだわり]

たまたまアンコール用にアリアをコンセール化したことにはじまり、全変奏をコンセール化するという大胆な考えが実現されたものです。根本さんにはできそうという勝算はあったのでしょうが、結局出来上がってみると、この3人でないと演奏困難なものになったようです。逆に言うと、この3人ならではのキレキレのアンサンブルをお楽しみいただけるものになったということ。実際この録音を聞いていただくと、そこのところがよくおわかりいただけるのではないかと思います。繊細なニュアンスとやんちゃが同居したような演奏をする3人ですから、録音も自然と突っ込んだ感じになります。普段よりだいぶ近く、やや上目から、3人をほぼ均等な距離で捉えつつ奥行き感、左右の広がりを出すというやや厳しいミッションでしたが、音場をうまくトリミングする傾向のDCアンプマイクシステムでうまくこなせたと思います。時間軸が整ったシステムを、拡散空間に近い(多重複次反射の多い)場所で再生いただくと、中央少し高めにチェンバロ、左スピーカの後ろあたりにチェロ、右スピーカのさらに右外の少し手前にリコーダという音像配置で3人の演奏が聞こえてくると思います。うちの録音としては音像配置がかなり広く取ってある印象ですが、濃密なアンサンブルはそれで中抜けすることなく、各旋律が明瞭に聞き取れ、楽しんでいただけると思います。この録音以降、録音機材の出川式電源化を進めています。この録音の段階では、録音機材としてはADコンバータに出川式電源を導入しているのみですが、その後の編集、マスタリングにおいては、電灯線からのダイレクト整流直流電源、電源アダプタの出川式電源化、USBケーブルの5V電源の出川式電源化など、様々な直流電源に出川式第2世代〜21世紀型を導入して作業しています。この3人のエネルギッシュな演奏のエネルギーを保ったままお届けできているのではないでしょうか。小音量でも、大音量でも、エッジの立った演奏をお楽しみいただけると思います。ぜひお聞きになってみてください。配信の一部サービス(Qobuz, moraなど)ではHi-Res音源もお楽しみいただけます。

Photo by Kazuhiro Kobushi