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WAON RECORDS



詳細情報

ジャケットイメージ

アリアンナの嘆き 〜モンテヴェルディ・ディンディア・フェッラーリ〜

中村裕美(メゾソプラノ)

野々下由香里(ソプラノ=特別ゲスト トラック10 秋葉美佳(バロックヴァイオリン=特別ゲスト トラック12
伊藤美恵(バロックハープ) 金井隆之(バロックギター) 佐藤亜紀子(テオルボ)

ALQ-4829 / 52min29sec Stereo / CD 2022年7月14日発売 税込¥2,800 販売:アルブレー扱い
JAN/EAN 4560205950167

解説(日本語)・対訳:佐竹 淳

軽やかさと表情豊かな中音域をもつ中村裕美の声が、美しい撥弦楽器たちに囲まれながら、天才モンテヴェルディをはじめとする17世紀初頭の名曲の数々を歌い上げる。「この胸の苦しみが」「アリアンナの嘆き」、また、野々下由香里との2重唱など、心の震えるような美しい瞬間があちこちから聞こえてくるアルバムである。(大塚直哉)
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[収録曲目]

  • モンテヴェルディ 《音楽の諧謔》第2集
    1. あの高慢なまなざし Quel sguardo sdegnosetto
    2. あなたはすべて私のものだった Eri già tutta mia
  • モンテヴェルディ 歌劇《ポッペーアの戴冠》
    1. さようならローマ! A Dio Roma!
  • ディンディア 曲集第5巻
    1. 穏やかな西風が戻り Torna il sereno Zefiro
  • モンテヴェルディ 歌劇《アリアンナ》
    1. アリアンナの嘆き Lamento d’Arianna
  • フェッラーリ
    1. 恋する男たちよ、教えてあげよう Amanti, io vi so dire
  • ディンディア 曲集第5巻
    1. ディアーナ Diana
  • モンテヴェルディ 歌劇《ポッペーアの戴冠》
    1. さげすまれた女王よ Disprezzata regina
  • モンテヴェルディ 手稿譜
    1. 死んでしまいたい Voglio di vita uscir
  • モンテヴェルディ 歌劇《ポッペーアの戴冠》
    1. うっとりとあなたを見つめ Pur ti miro, pur ti godo(二重唱)
  • モンテヴェルディ 《歌の諧謔第4巻》
    1. この胸の苦しみが Sì dolce è'l tormento
  • モンテヴェルディ 《音楽の諧謔》第1集
    1. 美しい娘よ Damigella tutta bella

[演奏者プロフィール]

中村裕美 なかむらゆみ(メゾソプラノ)
武蔵野音楽大学卒業、同大学院音楽研究科声楽専攻修了。二期会オペラ研修所修了。オペラ《フィガロの結婚》ケルビーノ、《こうもり》オルロフスキーなどズボン役を得意とする。文化庁新人育成・日本オペラ団体連盟《ヘンゼルとグレーテル》魔女、二期会《ジュリアス・シーザー(エジプトのジューリオ・チェーザレ)》プトレマイオス(トロメーオ)、新国立劇場《ポッペアの戴冠》ヴァレット、東京室内歌劇場公演リゲティ《ル・グラン・マカーブル》アマンド、《マノンの肖像》モルセール子爵ジャン、《ヘンゼルとグレーテル》ヘンゼル、《子供と魔法》ママ・白猫の2役など、バロックから近現代に至るオペラ作品に出演。オッフェンバック《天国と地獄》世論、《市場のかみさんたち》クルトポなどオペレッタでも活躍するほか、第22回国民文化祭とくしまグランドフィナーレにて岩田達宗台本・演出、三木稔作曲《幸せのパゴダ》作曲家役、韓国国立劇場第10回国際室内オペラフェスティバル(ソウル)にて石桁真礼生《河童譚》、加藤直作・演出による音楽劇《もうひとつのシルクロード》(荻野目慶子・清水紘治主演)歌手役など、日本の現代作品にも出演。また、《ジュリアス・シーザー》での共演をきっかけに鈴木雅明率いるバッハ・コレギウム・ジャパン声楽メンバーとして演奏、録音、海外公演にも参加。 バロック分野の中でも特にヘンデル作品は二期会《ジュリアス・シーザー》の他、ヘンデル・フェスティバル・ジャパン《サウル》ダヴィデ役(指揮:三澤寿喜)、日本ヘンデル協会《アリオダンテ》タイトルロール(指揮・演出:原雅巳)など主要な役で出演し、「音楽の友」誌上でも好評を得ている。 また「モンテヴェルディ生誕450年記念・アリアンナの嘆き」、「ヘンデルのアリア」、「イタリアバロックの世界」、自身の台本による「ベリーノというカストラート」等、モンテヴェルディとヘンデルを軸としたリサイタル活動も意欲的に行っている。
2021年9月CD「ヘンデル アリア集」をリリース、「レコード芸術」誌上で準推薦盤に選ばれ、好評を得た。 中屋早紀子、三浦智津子、及川慥、故中村邦子、中村健、故エレナ・オブラスツォワ、牧野正人の諸氏に師事。 二期会会員。武蔵野音楽大学附属音楽教室講師。中央区第九記念合唱団ヴォイストレーナー。  Photography : 深谷義宣/auraY2

野々下由香里 ののしたゆかり(ソプラノ)
大分県出身。東京藝術大学声楽科首席卒業、同大学院修了。関西フランス音楽コンクール、第4回日仏声楽コンクールともに第1位入賞。パリ・エコール・ノルマル音楽院留学中ナント、リオ・デ・ジャネイロ等国際コンクールに入賞。‘89年「フィガロの結婚」ケルビーノ役でレンヌ歌劇場にデビュー。帰国後は「バッハ・コレギウム・ジャパン」のソリストとして、国内外の公演・録音に参加。最近は日本歌曲によるCD「愛する歌」をリリース。フランス音楽コンクール審査員。東京藝術大学古楽科教授。お茶の水女子大学講師。

秋葉美佳 あきはみか
(バロック・ヴァイオリン)
桐朋女子高等学校音楽科在学中から副科でバロックヴァイオリンを若松夏美氏に師事。大学在学中よりバッハ・コレギウム・ジャパン他の公演、録音等に参加し始める。桐朋学園大学弦楽器科卒業後に渡欧、ベルギー・フランダース政府給費留学生、文化庁在外研修員としてブリュッセル王立音楽院にてシギスヴァルト クイケンに師事しバロックヴァイオリン及びバロックヴィオラの両科修了。

伊藤美恵 いとうみえ(バロック・ハープ)
英国ギルドホール音楽院大学院古楽科に奨学金を得て入学し、在学中より数多くのアンサンブルやバロックオーケストラと共演。古楽ハープをアンドリュー・ローレンス=キング氏に師事。通奏低音奏者として、キングス・カレッジ聖歌隊、エンシェント室内管弦楽団、エネスク国際音楽祭、声楽アンサンブル「ラ・フォンテヴェルデ」定期公演に出演。エマ・カークビー、イアン・ボストリッジなど海外の著名な演奏家との共演も多い。また、数少ないスパニッシュ・バロックハープ奏者としても活動を広げている。

金井隆之 かないたかゆき(バロック・ギター)
1985年、東京都出身。演劇やダンスとの共演、映像作品への楽曲提供、インスタレーション創作など、幅広く活動するギタリスト/声楽家/作曲家。3331千代田芸術祭渋谷毅賞受賞(「ゆるアコ」として)、演奏家の船出応援コンサートグランプリ受賞(「Duo Rurie」として)。Mozart Academy Tokyo、アンサンブル・フェスティーノ、incontro 各メンバー。日比谷高校、国立音楽大学卒業。東邦音楽大学総合芸術研究所修了。

佐藤亜紀子 さとうあきこ(テオルボ)
東京芸術大学音楽学部楽理科卒。ドイツ国立ケルン音楽大学でK.ユングヘーネル、スイスのバーゼル・スコラ・カントールムでH.スミス各氏に師事。独奏及び通奏低音奏者として積極的に演奏活動を行い、歌手、器楽奏者との共演多数。NHK「らららクラシック」においてリュートとビウエラを演奏。CD「ララバイ~イギリス・ルネサンス期のリュート音楽」をリリース。アイゼナハ音楽院リュートクラス講師。コロナ禍では積極的に演奏動画を投稿している。


[Recording Data]

録音日時・場所
2021年8月22日〜24日 横浜市栄区民文化センター リリス
[ 5.6448MHz DSD Recording & 192kHz 24bit Editing ]
使用マイク(ステレオペア)
電流伝送マイク Schoeps MK2S 高域補正型無指向性カプセル装着
設計・製作 : 毛利忠晴 (PureT Records), 2018年モデル
セッティング
Pair microphones A-B stereo
プリアンプ
PT-CMP01 電流伝送マイク用プリアンプ
設計・製作 : 毛利忠晴 (PureT Records), 2018年モデル
ADコンバータ
Mytek Digital Brooklyn ADC
レコーダー
TASCAM DA-3000
マスタークロック
Grimm Audio CC2
DSD to PCM converter
Weiss Saracon-DSD
  • Producer : 小伏和宏/中村裕美
  • Supervisor : 根本卓也
  • Recording & Editing : 小伏和宏
  • Score checking & Diction supervision : 福島康晴
  • Cover photography : 深谷義宣/auraY2
  • Cover design : Waon Records Design Room

[録音のこだわり]

ご好評いただいた中村裕美さんの「ヘンデル アリア集」(Alquimista ALQ-4606)に続いて、またまたバロック歌唱の素敵なアルバムが出来上がりました。ともに演奏する楽器はすべて撥弦楽器。ハープ、ギター、テオルボ。ステレオで聞かれると左からこの順に並んでいますので、音の違いを聞き取ってみてください。会場は、舞台壁面が石張りで、この編成にはもってこいの響きの横浜市の栄区民ホール・リリスでの収録です。マイクも中村さんと野々下さんの歌に合わせて前回同様電流伝送マイクに高域補正の大きなタイプの無指向性カプセルの組み合わせを使用しました。演奏者は今の古楽界で中心的な活躍をされているメンバー揃い。たっぷりとお楽しみください。