詳細情報
ミューズに捧げるトンボー
佐藤亜紀子(リュート)
WAONCD-630 / 65min Stereo / CD(HQCD) 2026年10月11日発売 オープンプライス JAN/EAN 4560205956633
WAONCD-630 / 〜Hi-Res 2026年11月13日配信開始 JAN/EAN 4560205956633
Apple Music / iTunes 2026年11月13日配信開始 / Naxos Music Library Japan 2026年11月27日配信開始
WAONCD-630G(海外版) / 〜Hi-Res 2026年11月13日配信開始 JAN/EAN 4560205958590
※配信サービスの料金は、各配信サービスのサイトでご案内をご確認下さい。
解説:佐藤亜紀子(日本語、英語)
恩師夫妻から託されたリュートで、感謝と祈りを込めて奏でるトンボー―音楽による墓碑銘。貴族のサロンで育まれた、フランス・バロックリュート音楽の繊細かつ奥深い響きを、カスタムメイド電流伝送マイクとDSDによる高音質録音、DXD高音質編集、出川式電源を導入した高音質マスタリングでお楽しみください。
[収録曲目]
- シャルル・フルーリー・ブランクロシェ (1605頃–1652):捧げもの アルマンド
- ルネ・メサンジョー (1568?–1638) :プレリュード ヘ短調
- ジャック・ド・ガロ (1625頃–1687以降) :美しい半音階的サラバンド
- ジャック・ド・ガロ:コンデ公のトンボー アルマンド
- ベション (17世紀) :前奏曲 ト短調 ※世界初録音(自社調べ)
- フランソワ・デュフォー (1604以前?–1672頃?) :ブランクロシェ氏のトンボー
- フランソワ・デュフォー:サラバンドとドゥーブル
- ドニ・ゴーティエ (1603–1672):プレリュード ニ短調
- エヌモン・ゴーティエ (1575頃–1651) :メザンジョーのトンボー
- ドニ・ゴーティエ:プレリュード ト長調
- ドニ・ゴーティエ:パヴァーヌ ラケ氏のトンボー
- シャルル・ムートン (1617-1710頃):シャコンヌ
- シャルル・ムートン:プレリュード ハ短調
- シャルル・ムートン:貴婦人に捧げるトンボー パヴァーヌ
- ロベール・ド・ヴィゼー (1650?–1725):老ガロのトンボー
- ジャック・ド・ガロ:スペインのフォリア
- ジャック・ド・ガロ:プレリュード 嬰ヘ短調
- ジャック・ド・ガロ:ミューズに捧げるトンボー アルマンド
- ドニ・ゴーティエ:プレリュード ヒポドリア旋法
演奏ピッチ:a’=392 Track 2:10コースリュートで演奏
[演奏者プロフィール]
佐藤亜紀子 さとうあきこ
東京藝術大学音楽学部楽理科卒業。在学中にリュートを左近径介、水戸茂雄の各氏に師事。その後、ドイツ国立ケルン音楽大学でコンラート・ユングヘーネル、スイス・バーゼル・スコラ・カントールムでホプキンソン・スミスの各氏に師事。ソロ活動のほか、通奏低音奏者として歌手や器楽奏者とのアンサンブル、バロック・オペラなどに多数出演。2018年より、パリ在住の歌手・高橋美千子との古楽ユニット「たまひび」の活動を開始し、2021年にCD『たまひび』をリリース。2023年には女性4人による「アンサンブル・ポエジア・アモローザ」を結成し、演奏活動を展開。ソロCDに『ララバイ ― イギリス・ルネサンス期のリュート音楽』(2014)、『アレッサンドロ・ピッチニーニ リュートとキタローネの為のタブラチュア曲集』(2023、朝日新聞 for your Collection 推薦盤)がある。また、「アンサンブル・ポエジア・アモローザ」による『愛の詩〜ペトラルカの面影に〜』(2025)も、朝日新聞 for your Collection 推薦盤に選ばれた。東京・春・音楽祭では、「スウェーデン絵画 北欧の光、日常のかがやき展」(2026)をはじめ、「西洋絵画、どこから見るか?展」(2025)、「プラド美術館展」(2018)など、美術展とのコラボレーションにおいて企画・演奏を行う。NHK「ららら♪クラシック」(2019)『戦国武将を癒した音色』ではリュートとビウエラのソロを演奏。2009年には第1回台東区芸術文化支援制度対象事業として音楽物語『ジョン・ダウランド物語』をプロデュースし、好評を博した。アイゼナハ音楽院(東京)リュートクラス講師。愛猫いたこちゃんと暮らしている。
〈オフィシャルサイト〉 〈YouTubeチャンネル〉 Photograph : ©ATSUKO ITO
[使用楽器 と 楽器を託してくださった恩師]
片山英男
Hideo Katayama(1941-2023)
佐藤亜紀子さんは芸大楽理科時代の恩師である片山千佳子先生のご主人で西洋古典文学の研究家の片山英男先生が遺された5台のリュートを譲りうけた。
▶:11コースリュート ジョン・M ・ダンカーフ 作(1980年 マンチェスター)
11-course lute John M. Duncalf, Manchester 1980
◀:10コースリュート チャールス・フォード 作 (1987年 キャッスルクーム)
奥清秀による修理・11コースから10コース仕様への改造 2024年)
10-course lute (Track 2) Charles Ford, Castle Combe 1987
Restored and converted from 11-course to 10-course by Kiyohide Oku, 2024
Photographs of instruments : @ATSUKO ITO
[Recording Data]
- 録音日時・場所
- 2025年3月18日〜20日 神奈川県立相模湖交流センター ラックスマン・ホール
- [ 5.6448MHz DSD Recording & DXD (352.8kHz 24bit) Editing ]
- 使用マイク
- PureT Records 電流伝送型マイクロホン Schoeps MK2H 無指向性カプセル
- 設計・製作 : 毛利忠晴(ピュアートレコーズ)2018年バージョン
- セッティング
- Pair microphones A-B stereo
- プリアンプ
- PureT Records PT-CMP01
- 設計・製作 : 毛利忠晴(ピュアートレコーズ)2016年バージョン
- ADコンバータ
- Mytek Digital Brooklyn ADC(自社製-出川式第2世代直流電源システム使用)
- レコーダー
- TASCAM DA-3000(自社改造 出川式21世紀直流電源内蔵)
- マスタークロック
- Grimm Audio CC2
- DSD to PCM converter
- Weiss Saracon-DSD
- Executive Producer: Kazuhiro Kobushi 小伏和宏
- Recording & Editing: Kazuhiro Kobushi 小伏和宏
- Assistant Director: René Genis ルネ・ジェニス/Mikari Shibukawa 渋川美香里
- Translation: ChatGPT, Révisions by René Genis
- Cover Image : ChatGPT and Adobe Firefly, Prompt by Akiko Sato 佐藤亜紀子
- Editorial Design : Masako Saimura 才村昌子〈オフィシャルサイト〉
- Photograph : Atsuko Ito
[録音のこだわり]
今回は恩師から託されたリュートを手に、感謝と祈りを込めてトンボーを奏でる佐藤亜紀子さんの収録です。基本的なセッティングはピッチニーニ(WAONCD-530)の時と同じです。ガット弦は繊細でありながらもエネルギーが結構あるので、音が壁の真正面から当たらないように佐藤さんには少し斜めを向いて演奏していただいたり、さらに音を散らすために足元に色々小物を置いたりも同じです。ピッチニーニの時よりも楽器の音が幾分小さいので、高感度な電流伝送マイクがさらに大きく暗騒音を拾ってしまっています。暗騒音が気にならないくらいの音量で再生していただくのが本来の音量だと言えるでしょう。録音をお聴きいたくと、こんなに離れて録っていることに驚かれるかもしれません。ピッチニーニよりも音像が前に繰り出し、エネルギー感も増しています。
今回、ピッチニーニの時と変わっているのは、録音機材・編集機材の電源と、編集のフォーマットです。A&R Labの出川三郎さんが長年開発されてきた出川式直流電源の第2世代と、それをベースにした21世紀型直流電源を導入しています。
レコーダーのTASCAM DA-3000には出川式第2世代直流電源を組み込む改造をA&R Labより部品供給を受け自社で施しました。広い帯域にわたってノイズが減少した上に、動作に伴い発生する逆起電力を本来のエネルギーとして回収利用することができます。その結果音質や音場の再現性が大きく改善されました。また、音質に直接的に関係するアナログーデジタル(AD)変換、デジタルーアナログ(DA)変換のコンバータの電源には、
交流100Vを出川式21世紀直流電源で直接整流して直流140Vを生成し、それをスイッチング電源で12Vに落としたあと、さらに出川式第2世代平滑回路を通してノイズ除去とエネルギ回生を図るという多段的電源システムを投入しました。この電源システムもA&R Labより部品供給を受け自社製作ました。さらにこの多段的電源システムを一筐体にまとめて組み込んだものも製作、編集室に設置、編集機周りの電源として使用しています。
こうやって収録したDSD音源を、今回はピアノフォルテ・イン・グリーン(WAONCD-520/521)同様DXDフォーマットで編集しています。CD音源だけでなく、配信のDSD音源のものも音質がアップしています。配信はCDリリースより1ヶ月強遅れて始まります。まずはCDをお楽しみいただき、さらに好音質でお聴きになりたいならぜひ、DSD音源の方もお楽しみになってみてください。
表紙は、ATSUKO ITOさんが撮ってくださったテーブルの前でリュートを弾く佐藤さんの写真を、佐藤さんがAIで加工したものです。CDのところどころに佐藤さんの愛猫イタコちゃんが隠れています。イタコちゃんの写真もATSUKO ITOさんが撮ってくださったもの(を佐藤さんがAIではめ込んだもの)です。
Photographs of this section by Kazuhiro Kobushi


